第三十二話『鬼隊一番隊隊長・烏丸雄一』
烏丸は横に唾を吐いた
烏丸「ぺっ・・・てめーら・・・何もんだ?・・・・・異様な気を感じるんでなぁ・・・」
コドウは刀を構える
コドウ「あぁ?俺はなぁ・・・根っからのド○○もん派だ!」
ココロはコドウに取り込まれてるが思った
ココロ「(違ぇーよ!!)」
烏丸「へっ・・・面白ぇ奴だなぁ・・・だがな・・・お前等はここで死ぬ!!行け!てめぇらぁ!」
烏丸がそういうとチャオ達がコドウと騎龍に向かってくる
コドウ「ちっ・・・しょうがねぇ!少しの間だけ、いなくなってもらうぜ!」
コドウはそういうと刀に気を溜めた
コドウ「時空斬!!(じくうざん)」
コドウはそういうとチャオ達の半分ほどを一揆に斬った
チャオ「チャオー!!!・・・チャオ?」
よく見るとチャオ達は斬れていない
コドウ「いくぞ・・・!・・・転!(てん)」
そういうとチャオ達の半分はどこかへ消えた
騎龍「なかなかだな・・・じゃあ、俺も奴等を動けなくするぜ・・・縛!(ばく)」
騎龍がそういうとチャオ達は動けなくなった
霧崎「すげぇ・・・」
霧崎は倒れながらそう思った
するとコドウが烏丸に刀をむけてこう言った
コドウ「後は・・・おめぇだけだな!」
コドウは烏丸に刀を振る
・・・が烏丸は消えていた
コドウ「!?」
すると突然コドウの後ろに烏丸が現れる
そしてコドウは振り向く
烏丸「ふん・・・そんな簡単にやられたら・・・鬼隊一番隊隊長は務まらねぇんだよ!行くぞ・・・!」
烏丸は小刀を取り出した
烏丸「・・・出でよ!鴉双爪!(からすそうそう)」
そういうと小刀はどんどん大きくなっていき、柄は普通の刀の大きさになり、刃はかなり大きくなり、二枚刃になった
コドウ「じゃあ、試してみるか!」
コドウはそういうと烏丸にダッシュで近づき刀を振った
しかし、それをいとも簡単に烏丸は受け止める
烏丸「弱い!」
烏丸はそういうと弾きかえす
そしてコドウはうまく着地する
コドウ「つー・・・しゃあねー・・・鋭魂斬!!(えいこんざん)」
コドウはそういうと少量の気を刀に纏わせ、烏丸に刀を振った
烏丸「・・・無駄だ」
烏丸がそういうと鴉双爪の刃の部分がさらに大きくなり、烏丸の身を守った
コドウ「何っ!?」
そして鴉双爪はもとの大きさに戻った
烏丸「お前の力はそんなもんか?」
烏丸が聞く
コドウ「あ~あ・・・これは今回出さねぇと思ったのになぁ・・・あのこともあったし・・・」
コドウがそういうと騎龍が近づいてくる
騎龍「今は使わなくたっていいんだぞ・・・やつの決心がついてからで・・・」
騎龍がそういうと烏丸が怒り始めた
烏丸「てめぇらぁ!!ごちゃごちゃいってねぇでさっさとしろ!!」
コドウ「決心がついたかどうかはわからねぇ、でもな、今やらなけりゃあ後はねぇ!!!」
そのとき一瞬沈黙がはしる
そして少し間を置いて騎龍が喋り始めた
騎龍「これでけりつけねぇと時空を移動させたチャオ達が戻ってきちまう・・・それに、俺はチャオ達の動きを止めてるので精一杯だ。・・・これでけりつけろよ」
コドウ「ああ!行くぜ!」