第三十話『新たな刀、新たな能力(ちから)』
場所は変わって鍛冶屋刀剣・・・
そこには一人の青年と刀剣斎がいる
青年「あれは元に戻ったか・・・?」
刀剣斎「ああ・・・でもお前は使いこなせるのか?」
なにやら話しをしているようだ
青年「カオスエメラルド・・・か・・・」
青年は深くため息をついた
刀剣斎「そんなことだろうと思ったよ・・・ここの地下にある場所を使え・・・そのかわりに敵がうじゃうじゃいるからな」
青年「敵?」
青年が聞く
刀剣斎「それはのぉ・・・・」
*
時と場所が変わり翌日の山の中・・・
コドウとココロが鍛冶屋刀剣に向かって歩いて来る
コドウ「どんな刀が完成したんだろうな~!」
コドウは刀を振るしぐさをしてみせる
ココロ「あ!みえてきたよ!」
コドウ「よっしゃあ!」
コドウは走り出す
そしてココロもつられて走り出す
*
場所が変わり鍛冶屋刀剣・・・
刀剣斎「そろそろ来る頃かのぉ・・・」
刀剣斎がそう言うと戸が開く
コドウ「(戸が直ってる・・・)おっす!・・・刀できたか?」
刀剣斎「ああ・・・!」
そういうと鞘に収められた刀を持ってくる
刀剣斎「名付けて・・・『銀武刀』(ぎんむとう)!」
刀剣斎はそういうと銀武刀をコドウに渡す
コドウ「銀武刀・・・!」
コドウは鞘から刀を抜く
その刃はきれいな銀色をしていた
刀剣斎「それと・・・ほれ、カオスエメラルドじゃ」
コドウはカオスエメラルドも受け取った
コドウ「おお!」
刀剣斎「その銀武刀にはカオスエメラルドを粉上にしたものが含まれておる。君は『覚醒能力』というのを知っているかね?」
コドウは首をかしげる
コドウ「覚醒能力?なんだそれ?」
コドウは聞く
刀剣斎「一般的には『覚醒』とよばれておる。その能力を使うと全体的な能力、気の量が増えるのだ・・・が、その力を使うと・・・人とチャオが完璧に融合する、だから人の体についた傷でもチャオにも傷がついてしまうのだ・・・あと・・・寿命が縮むのだ」
コドウは驚く
コドウ「な!?」
刀剣斎「一時間ごとに一日縮む・・・しかしためらってはいかん。お前がこれから戦うにあたって・・・きっと、助けになるだろう」
コドウは険しい顔をする
コドウ「どこに・・・行けばその能力が覚えられるんだ?」
コドウは聞く
刀剣斎「カオスエメラルドさえあれば・・・あとは体で覚えるしかないのぉ・・・ここの地下でなら練習ができるが・・・」
コドウ「おう!」
*
コドウ「ここが・・・」
そこはとんでもなく大きい場所だった
奥には扉が一つある
刀剣斎「あの扉の奥に行けば敵が・・・腐るほどいる」
コドウ「わかった、じゃあ、そこのやつを全部倒せばいいんだな?」
刀剣斎「ああ」
そしてコドウ達は扉の奥に消えていった・・・