第二十七話『刀』
ここは水の国、水の国は火の国からしか物資が入ってこないので
火の国同様、古い町並みの国である。
しかし、火の国はパワーで攻めるのだが、水の国は『技』で攻めるのである。
―水の国―
コドウ「ようやくついたー!」
霧崎「コドウ、ここからはそれぞれ別行動をしよう」
霧崎が急な提案をする
ゼロ「それぞれの目的があるならそれぞれで行動したほうがいいだろう・・・?」
皆が納得する
コドウ「うっし、じゃあ用が終わったらここに集合な!」
こうしてバラバラに行動をし始める
―コドウ・ココロサイド―
コドウ「よし、とりあえず飯!」
ココロ「違うよ!」
ココロがつっこむ
ココロ「まずは刀、ご飯はその後!」
コドウが嫌そうな顔をする
それを見たココロは睨みつける
コドウ「うっ・・・わぁったよ、刀な!」
ココロは頷く
コドウ「う~ん・・・じゃあ、少し見て回るか。そんで見つかるかもしんねーし」
ココロ「そうだね!」
コドウとココロはぶらぶらし始める
・・・それらしい店は見つからない
三十分後ぐらいである
ココロ「う~ん・・・」
そういった瞬間である
一つの山の一部分が光った
コドウ「!?・・・・・・・・・・まさかぁな?」
ココロ「まさかねぇ?」
そう疑りつつその山へ向かっていくコドウ達だった・・・
*
少し時間がたって山の中、コドウ達は山の中を彷徨っていた
コドウ「う~ん・・・ここらへんだと思うんだけどなぁ・・・」
すると奥に店らしき家が見えてきた
ココロ「ここかな・・・?」
その店らしき家は戸の隣にこうかかれた看板がはりつけられていた
「鍛冶屋 刀剣」
コドウ「・・・とりあえず入ってみっか?」
ココロ「・・・うん」
ところがコドウが戸をあけようとするが開かない
ためしにココロも手伝ってみるがまたもや失敗
その他いろいろやってみるが失敗
コドウ「・・・へぇ・・・そっちがその気ならよぉ・・・」
コドウは眉毛をぴくぴくさせている
コドウ「能力発動!」
コドウは能力を発動し、戸を斬る
すると簡単に斬れてしまう
コドウ「うっし!能力解除!」
こうしてコドウ達は中へ入って行った
*
コドウ「ちわーっす」
そこにはおじいさんがいた。おじいさんが作業をしている。周りの様子はいかにも鍛冶屋という感じだが隅には木のテーブルと椅子がある。
???「あ?・・・久しぶりの客か・・・」
おじいさんは作業を止める
???「まぁ、そこに座れぃ」
おじいさんは椅子を指差す
コドウ「はぁ・・・」
コドウは椅子に腰掛ける
???「それで何のようじゃ?」
コドウ「刀を・・・刀をつくってもらおうと・・・」
???「!?・・・無理じゃ無理じゃ、わしは選ばれし者の武器しかつくらんのじゃ。お主はカオスエメラルドをもってなかろう?」
するとコドウはさっとカオスエメラルドを取り出す
???「!?・・・はっはっはっは、こりゃまた珍しいやつじゃのぉ。・・・うむ、お主が選ばれし者というのなら、つくってやろう!」
コドウ「まじでか!?・・・そういえばじいさん、名前は?」
コドウが聞く
刀剣斎「うむ・・・名前など忘れたよ。あえて言うのならば・・・『刀剣斎』(とういけんさい)とでも読んでもらおうかのぉ」
そういうと刀剣斎はまた作業をはじめる
刀剣斎「刀は明日までにはつくる、カオスエメラルドも置いてけ、明日返す」
コドウはカオスエメラルドを刀剣斎に渡す
コドウ「じゃあ、明日またくるぜ!」
コドウ達はそういうと集合場所へ向かっていった・・・