第七話『記憶』

コドウ「こ・・・ここは・・・?」

そこはちゃんと地面があるが周りは宇宙のようで重力はちゃんとあるようだ

???「ようこそ・・・『夢幻』へ・・・この世界は私の想像の世界・・・」

コドウ「誰だ!?」

透「白井透(しろいとおる)と言います・・・」(注 一応男です)

ココロ「雷の鍵の守護者?」

透は鼻で笑った

光「何がおかしいの!?」

ぷく「そうです!そうです!」

透「私はただの部下・・・私を倒せば守護者の場所へいけるでしょう・・・」

コドウ「なら早い話だ!勝負!」

透「あなたにできますかね?」

コドウ「?・・・能力発動!!」

コドウはすぐに能力を発動した

透「できるもんなら・・・?」

コドウ「(なんだ?こいつの自信・・・)うおりゃあああああ!!」

コドウは刀を振ったが手前で止まってしまった

透「あなたの力はこの国の人々にもかないませんよ・・・?」

コドウの体勢はさっきのまま、ずっと続いている

光「能力発動!月光球!」

光は能力を発動して小さい光の球を発射した

透「邪魔をしないでもらえますか?」

透は素手で月光球をはたきおとした

光「!?」

透「私はまだ能力を発動していませんよ・・・?」

コドウ「(それにしてもなんで手前でずっと止まってるんだ・・・?)」

透「そろそろ能力を発動しましょうか・・・」

そういったと同時にコドウは弾かれた

コドウ「!?」

透「スケル!・・・能力発動!!」

透は何かをつかんで能力を発動した

透「私のチャオは透明チャオです」

コドウ「・・・そういう事かよ!」

透「コドウ君、君は・・・一部の記憶を失っています」

コドウは驚いた様子でこう言った

コドウ「はぁ!?意味が・・・わかんねーよ」

透「心当たりはありますよね?」

コドウ「・・・くっ・・・ネドラに入る前の記憶、昔のは大丈夫だ・・・」

透「その状態で私を倒すのは無理です」

コドウ「やってみねーと・・・わかんねーだろ!」

コドウはがむしゃらに刀を振った

が透は人差し指と親指で刀を止めてしまった

透「これが・・・あなたと私の差です」

???「かつてのネドラ戦争でどちらからも最強と恐れられた心野コドウだとは思えないな」

コドウ「ううう・・・何が何だかわからねぇ!!」

???「お前はネドラの忠実な僕(しもべ)になるために記憶を消された」

コドウ「やめろ・・・」

???「だから戦闘能力がかなり落ちたんだ」

コドウ「やめろおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

その時、コドウの過去の記憶が蘇った

―過去の記憶(一部)―

ネドラ部下「はっはっはっは、こいつがいれば戦争は我等の勝利だ」

コドウ「やめろ・・・やめろおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

―現在―

コドウ「はぁ、はぁ、はぁ」

???「思い出したろ?」

コドウ「・・・あぁ、ありがとな霧崎」

霧崎「で、どうするよ?バトルは続けるのか?」

こいつの名前は霧崎攻(きりさきせめる)双子の弟がいる

コドウ「・・・今日は一旦やめておく」

透はがっかりした様子でこう言った

透「・・・そうですか・・・闘技場で霧崎君と戦ってみてはいかがでしょう?」

コドウ「・・・じゃあ、そうするか」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第233号
ページ番号
7 / 45
この作品について
タイトル
KODOU
作者
DX(DXチャオ)
初回掲載
週刊チャオ第229号
最終掲載
週刊チャオ第273号
連載期間
約10ヵ月5日