第5話

???「トラビアが寝返ったか。」
???「さて、どうなるか。」
???「5対3か・・・”補充”をしなければな。」

トラビア「見えた・・・・あれがクリルだよ。」
メシア「うわっ、すごーい!」
クルス「公国とは比べ物になんねーな・・・。」

砂漠の丘を越えたその向こうに、城壁に囲まれた巨大な都市が見えてきた。
そう、あれが帝国の首都、クリル。

トラビア「但し当然の如く・・・守りは固い。」
スーリヤ「そういえば、トラビアさんはクリルの鐘の在処って知ってるんですか?」
トラビア「噂では城の秘密の場所にあるらしいけど、実際のところはさっぱりね。」
マルト「国家機密ってぇ訳か・・・。」

トラビア「城の警護は通行証(つまりはパスポートみたいなもの)さえあれば何とかなるから、勝負は城ね。」
クルス「いよいよか・・・。」

トラビアから通行証を渡され、5匹は城壁を難なく突破。

街中は砂漠の周辺とは違い、活気に溢れていた。

マルト「ところで、港町って聞いたけど?」
トラビア「クリルは広いからね。向こうの端にいけば港町っぽくなるけど、こっちは砂漠の街。」

と、その時。
矢がトラビアに向かい放たれた。
すぐにトラビアは反応し、彼女に向かった矢を横から手で掴んだ。

トラビア「どうやら・・・決戦の時が来たようだね。」

振り向くと、数多くの兵士。
以前トラビアと戦った時の兵士とは比べ物にならない。
隊長「クリル四天王リーダー・カペラ様の命により、トラビアと『ゲルフの4つの刃』を葬りに来た!
皆の者、かかれっ!」

ワァァァァ・・・・

メシア「負けるもんですかぁっ!」
5匹が剣を抜き、いよいよ決戦が始まった。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第8号
ページ番号
5 / 7
この作品について
タイトル
鐘の鳴る日まで
作者
ホップスター
初回掲載
祝!復刊!週刊チャオ第1号
最終掲載
週刊チャオ第12号
連載期間
約2ヵ月19日