18話 増幅した闇

プラフト「ガキが調子に乗るな!炎+水、熱湯波!」

高温の熱湯が大量に噴き出してきた。

ミスト「フレイムキャノン!」

ミストはさらに高温の火の弾を発射し、熱湯を蒸発させた。

ミスト「クラント、ラスター、お願い!」

クラント「オッケー!」

ラスター「いくぞ!」

クラントは走って、ラスターは低空飛行でプラフトの元へ向かった。

プラフト「くんなぁぁ!木+地、リーフスピア!」

プラフトの近くの地面から木の槍がたくさん出てきた。

クラント「フレアスラッシュ!」

ラスター「フレアスラッシュ!」

二人は火を纏った剣で木の槍を叩き切った。

プラフト「クソがぁぁぁ!炎+木、フレアバーン!」

巨大な炎の塊が飛んできた。

ミスト(どんどん力が高まっていく・・・)

ミスト「リキッドキャノン!」

ミストの手から巨大な水の塊が発射された。

リキッドキャノンとフレアバーンがぶつかり、押し合っている。

が、フレアバーンの方が押し気味である。

プラフト「お前なんかじゃ勝てねえんだよ!!」

ミスト「くぅ・・・」

クラント「貰ったあああ!!」

ラスター「うおおおおお!!」

プラフト「何!?」

プラフトがミストと技を撃ち合っている内に、クラントとラスターがプラフトに接近していた。ほぼ0距離である。

クラント&ラスター「メガ・スラッシュ!!」

クラントとラスターは気の溜まった剣でプラフトを思いっきり斬りつけた。

プラフト「グオッ!こいつらぁ・・・!」

クラント「・・・・・・・・・」

クラントはミストの方を指差した。

プラフト「?」

プラフトはその方向を見た。この時クラントとラスターはすぐにその場を離れた。そしてプラフトの見た方向にはフレアバーンを打ち消したリキッドキャノンが迫っていた。

プラフト「げっ!?」

そしてプラフトはリキッドキャノンをまともに受け、壁まで吹っ飛んだ。

クラント「やったぁ!」

プラフト「お前ら・・・」

ラスター「何!?」

ミスト「ど・・・どうして・・・」

プラフト「今のは効いた・・・だが、倒せはしない・・・」

クラント「なら、もう一回・・・」

プラフト「もういい、お前らまとめて消す・・・」

プラフトの身体に凄いエネルギーが溜まっていった。

カイト「・・・・・・・・・・・・」

カイト(このままじゃ、みんな死んでしまう・・・いやだ、仲間を失いたくない・・・・・・)

(助けてやろうか?)

カイト(!?)

(お前の力を・・・)

カイト(いやだ、いやだ・・・)

(利用してな・・・)

カイト(いやだああああアアアアア!!)

プラフト「・・・あと少しで溜まる・・・」

ザシャア!!

プラフト「ぐはっ・・・」

プラフトは後ろから斬られて倒れた。

クラント「!!」

Bカイト「ククク・・・今度はてめえらだ・・・」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第255号
ページ番号
20 / 27
この作品について
タイトル
カイトの物語
作者
ソニシャド
初回掲載
週刊チャオ第247号
最終掲載
週刊チャオ第257号
連載期間
約2ヵ月12日