17話 進化

カイト達はグラムシティにつき、基地に入っていった。

カイト(また手抜いてるような・・・)

基地内部。

カイト(警報装置も警備も無い・・・ここは使われてないのか・・・・・・)

そして一番奥の部屋まで行くと・・・

???「何・・・お前ら何故ここに!」

カイト「プラフト!」

コルド「久しぶりだな!」

バトロス「相変わらずここが好きか、プラフト。」

プラフト「う、うるせえ!基地止まっても好きな場所は好きなんだよ!」

どうやらプラフトは100年前からこの基地がお気に入りのようだ。

プラフト「まあいい。お前らはノヴァ様から始末するように指示が出ている。俺が消す。地+雷、プラズマロープ!」

カイト達の足元から電気のロープが出てきた。

カイトとバトロスは飛び上がってかわしたが、クラント達は電気のロープに捕まって身動きが取れなくなった。

プラフト「んじゃあもう一発!氷+風、アイスブリザード!」

吹雪が吹き、カイトとバトロスは氷の結晶になった。

プラフト「あっけねーなー。」

カイト「僕は・・・負けない・・・!」

カイトの氷が割れ、カイトは蒼炎を纏っていた。

プラフト「ふーん、やっぱりか。じゃあ火+木、フレアバーン!」

木を燃やして威力の上がった炎の塊が何個も飛んできた。

カイト「蒼炎波!」

カイトは蒼炎波で飛んできた炎の塊を全て破壊した。

プラフト「うーん、これも駄目かぁ。じゃあ奥の手!」

カイト「何をする気だ・・・・・・っくあ!」

カイトは突然その場にうずくまった。

プラフト「悪いがどんな手も使う。お前の中の闇因子・・・その力を暴走させている。」

カイト「ああああああああああ!!!」

プラフト「苦しいか?とっとと心を解放して闇に呑まれろ。そうすれば苦痛からも解放されるぞ。」

カイト「い・・・や・・・だ・・・僕は・・・僕でいるんだ・・・・・・!!」

プラフトはカイトを殴り飛ばした。

カイト「が・・・あ・・・くぅ・・・」

プラフト「何でそんな気張ってんだ?何のために?」

カイト「僕の・・・せいで・・・仲間を・・・傷つけたくないんだ・・・・・」

プラフト「仲間ねぇ・・・役に立ってないのに仲間かぁ?」

カイト「うる・・・さ・・い・・・!」

カイトは双剣を構えてプラフトに突っ込んだ。

しかしプラフトは軽くかわし、カイトを突き飛ばした。

プラフト「さてと。火+地、フレイムサークル!」

カイトの周りに火が噴き出し、カイトは火に包まれた。

カイト「うわあああああああああああああ!!!」

プラフト「意識が飛んだら終わりだぜ?」



クラント(・・・僕達は・・・)

ミスト(自分から付いて来たいって言ったのに・・・)

ラスター(役に立てていない・・・)

クラント&ミスト&ラスター(もう、守られてばかりは嫌だ!!!)

その瞬間、三匹とも繭に包まれた。

プラフト「どうした、何もしないのか?」

カイト「・・・・・・・・・・・・・・」

そのとき、繭からクラント、ミスト、ラスターが出てきた。

プラフト「ははは・・・・・・ん!?」

ミスト「リキッドポンプ!」

ミストの手から水の弾が飛び出し、カイトを包んでいた火を消した。

カイト「・・・・・!」

クラントはニュートラルハシリタイプ、ミストはヒーローチカラタイプ、ラスターはニュートラルヒコウタイプにそれぞれ進化していた。

プラフト「何!?」

クラント「いくぞぉ・・・!」

ラスター「俺達で倒す・・・!」

クラントとラスターは剣を構えた。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第254号
ページ番号
19 / 27
この作品について
タイトル
カイトの物語
作者
ソニシャド
初回掲載
週刊チャオ第247号
最終掲載
週刊チャオ第257号
連載期間
約2ヵ月12日