8話 町へ
カイト達はザンや村の人と別れて町に向かった。そして着いた。
カイト(何か手抜き・・・)
そこはかつてノヴァ帝国が支配していた町。メカなどがいっぱいいて中々進んでいる町である。ちなみに今は平和である。
コルド「ふーん、あまり変わってないな。」
カイト「ほんとだね~」
懐かしがる二人に対してクラント達はあちこちキョロキョロしている。
クラント「ふわぁ~、すごいなぁ~。」
ミスト「こんな建物、見たことないよ。」
ラスター「落ち着かないな・・・」
ふと前を見ると一匹のチャオがナビゲーションメカ(以後Nメカ)と話している。
???「・・・・・・なんだが見ていないか?」
Nメカ「ピー、ソノジョウホウハアリマセン。」
???「そうか・・・すまなかった。」
Nメカ「チズヲオワタシシマショウカ?」
???「いや、いい。この町のことはあらかた覚えている。」
Nメカ「ソウデスカ。」
Nメカはそう言ってどこかに行った。
???「やはりあそこなのか・・・?」
???は裏路地に入っていった。
カイト「・・・・・・!」
カイトは急いでそのチャオを追った。
クラント「カ、カイトさん!?」
クラント達も慌てて追いかけたが裏路地は入り組んでいるので見失ってしまった。
クラント「どうしよう・・・」
ミスト「手分けして探す?」
コルド「待て、一人ずつ敵に会ったら元も子もない。2:2で行動しよう。」
クラント「じゃあコルドさん、行きましょう。」
コルド「ああ。」
ラスター「ミスト、行くぞ!」
ミスト「うん。」
二手に分かれて行動を開始したころ、カイトは???においついていた。
そこは行き止まりであった。
カイト「バトロス!」
そのチャオは振り返った。姿は白いナイツチャオ。黒いバンダナをしている。
バトロス(♂)「・・・カイトなのか!?」
カイト「うん。」
バトロス「久しぶりだな・・・とも言ってられない状況なんだ。」
カイト「どういうことなんだい?」
バトロス「ノヴァ帝国九幹部、その内すでに七人が蘇ったらしい。」
カイト「!!」
バトロス「すでに七人共行動を開始している。私はその調査をしている。この町は昔九幹部の一人が支配していた町だからな。」
カイト「そっか・・・」
バトロス「カイト、仲間の元に戻らなくていいのか?」
カイトはそこでようやく自分が仲間をおいてけぼりにしてたことに気づいた。
カイト「あ・・・」
その反応を見てバトロスはフッと笑った。
バトロス「周りが見えなくなる癖は相変わらずか。じゃあ私は行く。じゃあな。」
バトロスは羽を広げて飛び上がり、どこかへ行ってしまった。
カイト「戻らないと・・・」
その時、近くのビルから銃弾のような小さいエネルギー弾が飛んできた。それはまっすぐカイトにあたった。
カイト「え・・・?」
カイトはその場にたおれた。そして気を失った。
???「ククク・・・」