4話 襲撃
カイト「う・・・・・・ん・・・・・・」
クラント「気がついた!」
カイト「・・・?ここは・・・?」
レール「ワシの家じゃ。」
カイト「僕は・・・そうだ、あの時・・・」
ミスト「私たちが助かった、と思ったら倒れちゃったんだもん、驚いちゃった。」
ラスター「それで俺達が運んで来たんだ。」
カイト「そうなんだ・・・ありがとう。僕はカイト。君達は・・・?」
クラント「僕はクラント。」
ミスト「私はミスト。」
ラスター「ラスターだ。」
レール「レールじゃ。」
カイト「そういえば、今は・・・」
ドッカーーーーーーーーーーーーン!!!
クラント「また!?」
ラスター「結構遠くだ。だが、近づいてきている。」
レール「ワシが見てくる。」
ミスト「おじいちゃんだけじゃ・・・」
レール「フリーズフット!」
レールが呪文を唱えると他の四匹の足が凍って床にくっついた。
クラント「じっちゃん!!」
レールは外に出て行った。外ではチャオ型巨大メカが暴れている。
敵チャオ「皆殺しじゃあーー!!」
レール「なにやっとんじゃ、お前。」
敵チャオ「見ての通りだ。殺しをやっている。」
レール「そうか・・・なら、ワシはお前を倒す。」
敵チャオ「じじいがいきがるな!ガトリング!」
メカの右手から銃弾がたくさん出てきた。
レール「ディフェンスバリア!」
レールの前にシールドが出てきて銃弾を防いだ。
敵チャオ「何!」
レール「バクフレア!」
レールの手から火の玉が飛んでメカに当たった。そして火につつまれた。
敵チャオ「うおっ!」
レール「おしまいじゃ。」
パキィィィィィン!!
レール「な、何じゃ!?」
敵チャオ「くくく・・・」
その頃あの家では。
クラント「くぅ・・・取れない!」
ミスト「ビクともしないよ!」
ラスター「くそ・・・」
カイト(こうなったら・・・)
カイトは凍った部分に手を当てた。
カイト「マジックデリート!」
途端にカイトに張り付いてた氷が消えてなくなった。
カイト「僕はレールさんを手伝いに行く!みんなは待ってて!」
カイトも外に出て行った。
レール「バクフレア!」
火の玉はメカから噴き出しているエネルギーの膜に弾かれた。
レール「おかしい・・・燃え移りもしないとは・・・」
敵チャオ「きかねぇ!ガトリング!」
レール「ぬお!」
敵チャオ「足に当たったな。動けねえだろ。トドメさしてやる!」
メカが踏み潰しにきた。
ドゴォォォォォン!!
敵チャオ「へへへ・・・ん!?いねえ!どこ行った!?」
カイト「こっちだよ。」
レール「カイト・・・あいつには・・・攻撃が効かないぞ・・・」
カイト「分かってます。・・・でも僕には「あれ」があるんです。」
カイトはそう言うと右手を前に突き出した。
カイト「腕輪・・・展開!」
腕に力が溜まっていき、古墳の円墳のような形の腕輪が出てきた。(例え微妙?)
敵チャオ「な・・・何だ・・・?」
カイト「エナジー・ハント!」
カイトの腕輪から針のような光が六本、飛んでいった。その光はメカを貫き、何かの破片のような物が出てきてカイトの腕輪に吸収された。
敵チャオ「何・・・メカが動かん!!」
カイト「・・・たあっ!!!」
メカは爆発した。
カイト「ふう・・・戻りましょう、レールさん。」
その時、カイトの足元に何か転がってきた。
カイト「・・・!これは・・・」