第二章 五話 【メガホンの声】
メガホンから、また声が聞こえる。
リリガ「Hello!僕の名前はリリガ!」
声の正体は、ヴォルガを作り上げたリリガらしい。
マイト「君がリリガか、で?なんだ?」
リリガ「ここはいわゆるParadise!!楽しんでいってネ!」
なんだか英語なまりだ(^^;)
リット「フン。遊んでなどいられるか。」
すると、リットは拳をかまえる。
マイト「おいおい、何拳かまえてんだよ!?」
リットは目を閉じた。
マイト「(何やってんだ??コイツ・・。)」
すると、マイトの影の中から、何者かが出てきて、襲ってきた。
リット「そこか!!」
リットは拳を振り、大きな風の拳を作り上げる。
風の拳は、影からでてきた『ヤツ』にぶつかった。
???「ギャハハハハハ!!!」
なんと、『ヤツ』はモヤモヤとゆらめき、消えてしまった。
マイト「!!!???」
キョトン、としているマイト。
リット「おい!リリガ!!!」
リリガ(メガホン)「What?」
実際日本なまりのリットは、リリガの英語なまりがわかりにくかった。
リット「何言ってるかわからぬが・・・、貴様は何がしたいのだ!」
リリガ「oh!待ってマシタよ!その質問!」
すると、マイトもようやく状況を把握したようだ。
リリガ「Meは、Yuを消すために存在していマース!」
マイト「なんだとぉっ!?」
リット「何のためにだ!!」
リリガ「まぁまぁ、It settles down. 」
リット「・・・・何言ってるかワカランぞ・・・!」
マイト「お、俺もだ!!」
すると、メガホンがつるされた、棒の影から、また何者かが出てきた。
リリガ「Meは、ギルガ様のしもべ!この星に生き残った、Yuたちを、倒しにきているのデース!」
形を整えた『ヤツ』は、なんとヴォルガだった。
ヴォルガは、うさぎのようで、猫のような、リリガの作ったキャラクター。
リリガ「この子は、My pet!!!Meの言うことを、なんでも聞いてくれる、殺人鬼なのデース!
ヴォルガ「ギャハハハハ!」
なんとも不気味だ。最初でてきたときは、愛らしさもあった。
だが、今は、目はギョロリとしているし、歯はむき出し。口から唾液を流してニヤついている。
リット「やはり、ギルガの手先であったか!!!」
マイト「じゃあ、生かしてはおけねぇな。お前はどこにいるんだ!?」
リリガ「アワテナーイ!まずは、テーマパーク、楽しむデース!」
すると、ヴォルガが、片手でマイトとリットを持ち上げ、テーマパークへと入っていった。
リリガ「ソイツは案内人デース。Heavenへの・・・案内役なのデース・・・Hahahahaha!!!!」