第二章 四話 【謎のテーマパーク】
ギルガは、力が回復するまでのっとっていた、グルースを海にすてた。
ギルガ「相手してる暇はねぇ。さっさと宝石集めて、世界を消してもらうのさ!」
そして、ギルガは遠く、遠くへ去っていった。
マイト「チィ!逃げられた・・・。」
リット「それよりも・・・グルース!!」
ギルガによって、海に沈められたグルース。
リットは精一杯、深く潜った。
マイト「リット、諦めろ・・・。」
だが、リットは諦めず、海の底でグルースを探した。
しばらくすると、ようやく諦めたのか、リットが顔を出した。
リット「マイト様・・・。宝石、宝石を集めましょう!」
マイト「様はつけなくていいよ・・・。」
リット「分裂した、虹色の宝石の、赤、橙、黄、緑、青、紺、紫を全て集めれば、虹色の宝石は再び完成します!」
虹色の宝石は、ある神殿にはめれば、素晴らしい力を発揮する。
マイト「なるほど!それで、世界を取り戻せば、グルースも生き返るはず!」
リット「モタモタしている場合じゃありません。いきましょう!」
マイト「おう!」
マイトは、リットにアクアシューズのスペアを渡し、快適に海を進んでいった。
しばらくすると、なにやら明るい音が聞こえてきた。
すると、水色の観覧車も見えてきた。
マイト「なんだあれ!?」
リット「何かのテーマパークのようですが・・・」
近くまで来ると、そこは、大きな遊園地。
看板には、「ヴォルガパーク」と書かれている。
リット「ヴォルガ・・・?聞いたことないですね・・・。」
マイト「俺○ィズニーランドしか知らんからな。」
すると、棒につるされたメガホンから、大きな声が。
???「いらっしゃいませー!夢と奇跡のファンタジーランド、ヴォルガパークへようこそぉー!!」
キー・・・・ン
あまりにも大きい音が耳に響く。
マイト「おいっ!!誰だアンタ!?」
すると、またメガホンから大きな音が。
ヴォルガ「僕の名前はヴォルガ!このテーマパークのメインキャラクターなんだよ♪たくさん遊んでってね!」
リット「ちょっと待て、貴様はチャオか?」
この星で、マイトは、チャオと化け物(笑)以外、見たことはない。
ヴォルガ「は?チャオなわけないじゃ~ん!」
マイト「なんだって!?じゃあお前は、何者なんだよ!」
すると、メガホンの中から、生物がニュっとでてきた。
リット「うぁっ・・・。メガホンから!?」
形を整えたヤツは、なんと、チャオとはほど遠い生物で、動物のような形をしていた。
ヴォルガ「僕はね、漫画好きの、『リリガ』様からデザインされ、生み出された生き物なんだよ♪」
なんと、完全にチャオではないようだ。
ヴォルガ「まぁ、○ッキー・マウスみたいなものだね♪、じゃ、思う存分遊んでね♪」
すると、ヴォルガは姿を消した。
マイト「いったい、ヤツは何者なんだ?」
リット「リリガとは誰なんだろう、ギルガと関係のある者なのだろうか・・・。」