第二章 六話 【ヴォルガの本性】
リリガ「せいぜい、楽しんでくだサーイ!」
ヴォルガは、片手でマイトとリットを持ち上げ・・・
そして、パークの中へ・・・
ドサッ
マイト「イテッ・・・」
リット「な、何がしたいのだ!?」
ヴォルガ「ここ・・・地獄!地獄!ギャハハハハ!!!」
不気味な笑い声をたてる。
マイト「地獄・・・って言っても・・・」
リット「普通の遊園地ではないのか?」
周りは、観覧車などもあり、豊かだ。
ヴォルガ「ギャヒヒヒヒ!コッチ来ナ!!」
ヴォルガは、ピョンピョンはねる。
マイト「気味ワリィな・・・」
リット「我もそう思う。」
すると、そこは観覧車。
「わぁーー!観覧車だ!」
マイト「お?」
リット「小さい子供も来るようだな・・・。」
ヴォルガ「ハーイ!並んで並んで!横入りしちゃ、イケナイぞー!」
なんと、ヴォルガの人(チャオ?)が変わった。
子供「一緒に乗ろうぜ!」
一匹の子供チャオが、残りの子供3匹の手を引っ張る。
ヴォルガ「ハイ、鍵かけました!じゃあ、いってらっしゃーい!」
子供達は、いっせいにキャァキャァ喜び始めた。
マイト「へへ・・・、ギルガのしもべっつっても・・・」
リット「そんなに悪いヤツではなさそうだな。」
すると、ヴォルガが動いた。
ヴォルガ「さてと、私は仕事に言ってきます・・・ギャヒヒヒ・・・」
不気味な笑い声。
すると、ヴォルガは影に消えた。
マイト「消えちまった・・・。」
リット「仕事とは・・・いったい・・・?」
「キャァアァーーー!!!」
わずかに聞こえた叫び声。
マイト「なんだっ!???」
リット「・・・アレはっ!!!」
子供達がのった観覧車が、ちょうどテッペンで止まった。
マイト「止まっちゃったみたいだ・・・故障?」
リット「いや・・・、中を見ろ!!!」
ズバッ・・・・グサッ・・・・
「グァーーーワァーーー!!!」
観覧車の中は、赤く染まっている。
マイト「ま、まさかっ!!!」
リット「行ってみよう!」
マイトとリットは、観覧車の鉄棒をドンドン上っていった。
テッペンにつくと、体中傷だらけで、体液がこぼれているチャオたちが、4匹・・・。
マイト「!!!」
リット「子供が全員殺されている・・・。」
すると、鋭いツメを持っている、ヴォルガがいた・・・。
ヴォルガ「見つかっちゃったかぁ。ギャハハハハ!!!」
リット「ヴォルガ・・・!!!貴様ァアア~~~!!!」
マイト「許さねぇっ!!!」
(ちとグロくてスミマセン)