第7話  『青いかけら』

カイト「おい!!デビラルス!!」

デビラルス「またあったな。」

デュオ「海を元に戻せ。」

デビラルス「それは無理だな。」

カイト「なに?」

デビラルス「俺は虹色の宝石を壊した。封印はとけた。だから、虹色の宝石のかけらを集めて、神殿にもう一度はめこまないと、無理だなぁ、ハッハハハ!!」

カイト「やっぱりお前、宝石わったのか・・・・・」

デビラルス「丁寧に、赤、橙(オレンジ)、黄、緑、青、紺(こん)、紫にわけてやったぜ。七つ全て集めないとな、ハッハハハハ!!」

デビラルスはまた消えていった。

デュオ「くそぉ・・・・・・」

カイト「よし、行くぞ!!」

デュオ「ちょ、ちょっと待て。俺、泳げないんだ・・・よね・・」

デュオは、まだ海にうもれていない牢獄からはなれようとしない。

カイト「僕も泳げないさ、だから、これを使うんだ。」

カイトは、古いシューズのようなものを取り出した。

カイト「アクアシューズ。水の上を走れる。マイトの友達、チャージって奴が発明した、チャオアイテムの一種さ。」

そして、走り出した。

カイト「よくもここまで海を増やしてくれたな・・・・」

デュオ「うわぁぁぁっと!!まだ慣れねぇよ・・・・・」

カイト「ずっとやってれば慣れるさ。」

と、いきなり強い風が吹いた。

カイト「うわぁっ!?なんだ!?すごい風!!」

???「あっと、すまん、誰かいたのか。」

そいつは、青いシャドウチャオ。

デュオ「誰だお前。」

カイト「うぇあぁーーっ!かっけー!ソニックチャオだーー!!」

???「バーカ。俺は青いシャドウチャオだよ。」

デュオ「ん?なぁ、そのペンダント見せてくれ・・・・・・」

???「フン、やだね。お前も宝石目当てかよ。」

カイト「知ってるの?」

???「これは、デビラルスからもらったんだ。虹色の宝石のかけらだってよ。」

ペンダントの中には、虹色の宝石のかけら、青い宝石が入っていた。

カイト「俺、それを集めて海を元に戻したいんだ。譲ってくれないかな・・・・・・」

???「無理。俺はこれで、世界一速いチャオになるんだ。」

デュオ「用件はわかった。で?お前は?」

ストーム「ストーム。じゃぁ、俺はこれで。」

カイト「待て!!」

カイトは、ストームを抑えた。

カイト「青い宝石返せ・・・・・・」

ストーム「すんげぇ気迫。なんなら俺と勝負しようぜ。」

カイト「いいよ!!僕には、このデュオがいる!!」

デュオ「へっ!?俺っ!?」

ストーム「お前もシャドウチャオなのか。スピードタイプだな。なら、デュオ、俺と勝負だ!!」

デュオ「えぇっ!?なんで俺!?俺、力弱いぞ!」

ストーム「バーカ。ここだよ、ここ。」

ストームは足を見せた。

デュオ「競争・・・・・か?」

ストーム「いわゆる、かけっこ♪」

カイト「わぁーーー!面白そうだね!!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第152号
ページ番号
7 / 9
この作品について
タイトル
海上の冒険2
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
週刊チャオ第149号
最終掲載
週刊チャオ第153号
連載期間
約29日