第6話  『危機』

デュオ「・・・・・・・ん?どうしたカイト。」

カイトが、いきなり静かになったのだ。

カイト「あぁ・・・・・あああ・・・・・・・」

デュオ「おい、おかしくなったんじゃねぇのか?」

カイト「虹色の宝石がぁぁぁーーーー!!!!」

デュオ「どうした!?」

カイトが窓の外を見た。

カイト「虹色の宝石が・・・・・・危ない・・・・・・」

デュオ「別にいいんじゃねーの?マイト様が虹色の宝石で邪悪は封印したはず。」

カイト「でも、虹色の宝石を壊されたら、封印なんてとける!!」




???「私は今動けない・・・・・・・・・だが、力だけは操れる!!ウオォオオオオーーーーー!!!」

奴は体中から黒い煙のようなものを発した。

その煙は宝石を囲んだ。

そして・・・・・・・・

カイト「アァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」

パキィーーーーーッン・・・・・・・・・・・・

カイトがいきなり気がぬけたように地面にペタリと座った。

カイト「終わった・・・・・・邪悪がよみがえる・・・・・もう、もう終わりだ・・・・・・・」

すると、大雨が強くなった。いや、もうこれは雨ではない。ただの滝だ。

デュオ「お・・・・・おい!!う、海ができてるぞ!?」

カイト「おい、お前、よくも・・・・・・」

デュオ「は?どうした?」

???「フッ、バレたか。」

カイト「ゲェッ!!お前は誰だぁ!!」

もうそいつは、悪魔のようなチャオだった。

デビラルス「私の名前はデビラルス。」

カイト「で、なんだ?」

デビラルス「マイトは、虹色の宝石で陸を作った。陸で失った海は、蒸発。そして、天へあがっていった。そして、たくさん蒸発した海は雲となり、私の邪悪な力もあって、大きな雨雲となった。ハハハハハ・・・・・・・」

デュオ「い、意味わかんねーよ。」

カイト「父さんの力を・・・・・無駄にしたんだぁーーー!!」

デビラルス「そうだ。ハハハハハハ!!」

そういうと、デビラルスは消えていった。

いきなり、牢獄の方へキングが走ってきた。

キング「おい!!お前ら!!お、お願いだ!!雨をとめろぉ!!」

雨は、もうすでに海だ。

キング「お前らを無罪にする!!そのかわり、海を、いや、陸を救ってくれぇ!!!」

デュオ「やらなきゃいけねぇようだな、」

カイト「デビラルスめぇぇーーーーー!!」

キング「わっ、わし・・・・・泳げないんじゃボボボボボ・・・」

キングはしずんでいった。

デュオ「よし、行くぜ!!デビラルスの元へ!!」

カイト「おう!!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第152号
ページ番号
6 / 9
この作品について
タイトル
海上の冒険2
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
週刊チャオ第149号
最終掲載
週刊チャオ第153号
連載期間
約29日