第二百九話 溶かせクリスタル!
タトラーの甲羅はどんどん砕けていった。
スタラ「おぉ、お前、巨大化できるのか。」
タトラー「俺は・・・・・この二人を守る。」
タトラーの甲羅がどんどんわれて、肌が見えてきた。
マイト「タトラー!!」
スタラ「まったく、いいコンビだぜ。だが、俺のクリスタルは無限に増殖する。防ぐだけ無駄だぜ。」
ブルーアイ「う・・・・う・・・・・あぁーーー!!」
ブルーアイは飛んでくるクリスタルに斬られながら、必死にスタラに向かって走った。
マイト「ブルーアイもむちゃするな!!」
ブルーアイ「うおおーーー!!」
タトラー「うおおーーー!!」
ブルーアイとタトラーは死ぬ気でがんばっている。
ブルーアイ「スーパードクロナックル!!」
スタラはクリスタルのトゲがまといついているのに、それでもブルーアイは必死に殴った。
ブルーアイの手はボロボロだ。だが、必死に殴った。
スタラ「このチビアリンコめぇ!」
スタラはブルーアイを殴り返した。
タトラー「うわぁぁぁぁ!!」
タトラーの甲羅はすべて砕け、ノーガード状態になった。
スタラ「ハハハハ!!ざまぁみろぉ!!さぁノーガードで俺のクリスタルをうけやがれ!!」
ブルーアイ、タトラー「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」
マイト「やめろおおおおおおおおお!!!!!!!」
マイトが大きい声でさけぶと、ブルーアイは殴るのをやめ、タトラーは巨大化からもとに戻った。
そしてスタラは驚き攻撃をやめた。
マイトはブルーアイとタトラーを殴った。
タトラー「なにすんだっ!!命がけでがんばってんのに・・・」
ブルーアイ「マイトさんは死ぬのがこわいんですか!?そんなのじゃ平和は・・・」
マイト「うるさぁぁぁい!!」
マイトはまた叫んだ。タトラーとブルーアイはおかしそうな顔をした。
マイト「俺は・・・・・今まで犠牲になったチャオを何匹も見てきた。」
スタラ「マイト、わかってきたじゃねぇか。ハハハ!」
マイト「もう、これ以上犠牲にさせたくはない・・・・・誰も・・・誰も・・・・」
タトラーとブルーアイは申し訳なさそうな顔をした。
マイト「誰も死ぬな!!!!!!!」
マイトは泣きそうな顔で言った。
タトラー「すまん・・・・・すまなかった・・・・・」
ブルーアイ「絶対に・・・・絶対に・・・・・」
タトラー、ブルーアイ「死なないから!!」
マイト「そうか・・・・わかったならいいよ・・・。」
スタラ「フ~ン、死なない・・・か。だが、俺は殺すぜ!!!最終奥義ぃ!!」
タトラー「なにっ!?もう最終奥義を!?」
スタラ「最終形態クリスタルノンストップ!!」
スタラもっと大きくなり、体中から何本ものクリスタルを生やした。そして、いきなり暴れだした。
タトラー「俺は、甲羅はないが、甲羅のかけらなら残っている。これで剣を作る!!」
マイト「じゃぁ、そこで作ってろ。甲羅の剣を作るまで、俺たち二匹で戦うから!」
ブルーアイ「ブルーアイレイザー!!」
スタラ「きかぁん!!」
クリスタルではじいてしまった。
マイト「竜巻ぃ!!」
スタラ「跳ね返し!!」
スタラはクリスタルを盾のように使って跳ね返した。
マイト「おぉっと。」
マイトはよけた。
ブルーアイ「ん!?そうだ!!熱だよ!弱点は、熱だ!!」
マイト「なんでわかるんだ?」
ブルーアイ「さっき、クリスタルが溶けていたんだ
その一言でスタラはビクっとした。
マイト「なぁるほど、いくぜぇ!!ファイヤナックル!!」
マイトは、拳と空気との摩擦で炎をおこした。
スタラ「ぐぁっ!?」
ジュゥっとスタラのクリスタルが少し溶けた。
スタラ「ちっ、だが、クリスタルを溶かしても、俺はクリスタルを何度でも出せる。ハハハ!!」
スタラは、そういっているが、クリスタルを出さない。
マイト「クリスタルがでてないぞ。」
スタラ「なにぃっ!?げっ!?マジ!?魔力を・・・・使い果たしたのか・・・?」
タトラー「ハッハハハ、無限じゃないじゃねぇか。」
タトラーは、甲羅の剣と盾を持っていた。
タトラー「うぉお!!」
タトラーは頑丈な甲羅の剣でクリスタルを5,6本砕いた。
ブルーアイ「熱血レーザーー!!」
ブルーアイは炎をまとったレーザーを発射させた。」
クリスタルが10本ほど溶けた!
スタラはどんどん身にまとっていたクリスタルがなくなっていき、少し地肌が見えていた。
そして2時間後・・・・・・・
スタラ「ハァ・・・・ハァ・・・・・」
スタラはもう身にまとっていたクリスタルが全てなくなっていて、タトラーと同じ、ノーガード状態だ。
スタラ「俺は・・・・・クリスタルがなくなったって強いぞ・・・・・」
マイト「うるさい、倒す。」
続く