第二百七話 激しき戦い

スタラ「お前は仲間を失いすぎだ。そうだろ?」

マイトは震えていった。

マイト「俺のために犠牲になってくれたみんな・・・・・・ごめん・・・・」

タトラー「マイト・・・・・」

ブルーアイ「マイトさん・・・・・」

マイトはいきなり目を大きく開けた。

マイト「そういえば!!ロインは生きてるかもしれないんだ!!」

タトラー「え?」

マイト「前、四人衆のアジトのガードロボットと戦ったとき、そいつがロインソードを使っていて・・・・」

スタラはニヤっと笑った。

スタラ「あぁ、それは、四人衆の、死んだ奴を生き返らせて、操るっていう計画だろ?」

マイト「だから、ロインは記憶はなくても生きてるはずだよ!!」

スタラはもっと笑った。

スタラ「残念だがなぁ!!あの四人衆の計画で生き返った奴らはなぁ、お前らが四人衆を倒したせいで、みんなまた死んじまったよ!」

マイト「なんだってぇ!?」

マイトはがっくりとした。

マイト「俺たちが四人衆を倒したせいで、生き返ったロインはまた天国へ・・・・?」

スタラ「そうだ。お前らのせいなんだ。」

マイトは泣き出した。

マイト「俺のせいだぁぁぁ!!」

タトラー「マイト、泣くな。ロインは、心の中にいる。他の仲間も。」

マイトは少したってから泣きやんだ。

マイト「ロインたちの犠牲を無駄にしないぞ!!俺はお前に勝つ!!」

スタラ「あぁ、さぁ来い。」

全員かまえた。

スタラからは、鋭いクリスタルがたくさん体中から生えてきた。

ブルーアイ「やぁぁぁぁ!!」

ブルーアイは殴りかかった。

スタラ「クリスタル斬(ざん)!!」

スタラは手に持った鋭いクリスタルでブルーアイを斬った。

ブルーアイ「わあああ!!」

マイト「ブルーアイ!!大丈夫か!?」

タトラーの目つきが変わった。

タトラー「こんにゃろぉーーー!!」

タトラーはシェルモードになってスタラにアタックした。

スタラ「クリスタル斬!!」

ザクッ!!と音がした。

タトラー「な・・・・・俺の甲羅に傷がついた・・・?」

タトラーの甲羅には、厚さ3cmほどの傷がついた。

スタラ「俺のクリスタルは、どんな硬いものでも斬れるぜ。」

スタラはクリスタルに太陽を透かした。

マイト「うぅらぁぁ!!」

マイトはアクアソードで斬りかかった。

スタラ「そのソードも斬ってやるよ、クリスタル斬!!」

ガキィーーーン!!と鋭い音がし、なんとアクアソードとクリスタルソードが互角だった。

スタラ「お前って本当にしつこいな。」

マイト「おいスタラ、なんでも斬れるんじゃなかったのか?」

スタラはムッとした。

スタラ「あぁ!なんでも斬れるさ!!」

スタラはもっと力を入れた。だが、アクアソードと互角で、ぶつかりあったまま決着がつかない。

スタラ「なぜだ・・・・・・なぜ斬れない!!」

バキィーーン!!・・・・・この音は、なんとスタラのクリスタルソードが砕けた音だった。

スタラ「な、なに!?俺のクリスタルが砕けた!?」

ブルーアイ「いいぞ!マイトさん!!」

タトラー「へへっ、いいとことられちまったぜ。」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第148号
ページ番号
218 / 223
この作品について
タイトル
海上の冒険
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
2004年4月11日
最終掲載
週刊チャオ第148号
連載期間
約9ヵ月7日