第二百四話 最終奥義
ライガ「グゥッ・・・・・・・・・毒がまわって・・・・」
そのとき、すぐ横に黄色いきれいな木の実があった。
ライガ「死ぬ間近の幻覚か・・・・?・・・・」
ライガはそれをさわると、なんと、触れた。
ライガ「お、もしやこれは・・・・」
ライガは食べた。
ライガ「ロルクの実!?」
ロルクとは、伝説の木の実。どんな病気も治せる、あるかもわからない木の実。
ライガ「毒が消えた・・・・・」
マイト「ライガーーーっ!!」
ライガ「マイト!!それに他の奴ら、」
タトラー「なんだ?その木の実。」
ライガ「ロルク・・・・・っぽいな・・・・」
マイト「えぇっ!?あのどんな病気も治す伝説の!?」
ライガ「ロルクはあったんだよ・・・・」
ライガは、食べ残しをわけてくれた。
みんな食べ、今までの疲れがふっとんだ。
ブルーアイ「で?ファイスはどうした。」
ライガ「あそこに倒れてらぁ、」
ファイスは、ピクピクと動いた。
ライガ「なにっ?まだ生きて・・・・」
ファイス「カッカッカ・・・・・・まだ死ぬもんじゃねぇさ、」
マイト「ライガ!!俺たちも戦う!」
ライガ「ひっこんでろ!!!!」
ライガはマイトに向かってさけんだ。
ライガ「これは俺とファイスの戦いなんだ。」
マイト「・・・・・・わかった。」
ファイス「うおらぁぁぁぁ!!!」
ファイスは暴れだした。
タトラー「なんか・・・・ガンキールよりも・・・・」
ブルーアイ「何倍も強いな・・・・・」
ファイスは毒の角をライガに向けた。
ファイス「うおおおお!!」
ライガ「!!!!」
ライガは猛毒の角に腹を刺された。
ライガ「グハァッ!」
ファイス「おおおお」
ファイスは連続で刺してくる。
マイト「ライガァァーー!!」
マイトは今すぐ助けたいが、ライガに倒してもらいたいと思い、助けられなかった。
ファイス「ク・・・く・・・・くたばれぇや・・・」
ライガ「ぐふっ・・・・さっきも言ったが、俺は死ぬ気だぁぁぁ!!!」
ファイス「ぐわっ!?」
ファイスはライガの気迫に押された。
ライガ「最終奥義、黒龍魔王死力!!!!」
ライガは、自分の手を、腹にさした。
ファイス「黒龍魔王死力!?あの、素晴らしい強さを持っている世界で一匹のチャオしかできない技なのに・・・・じゃぁこいつは・・・世界で一番強い力を!?」
ライガ「親父が生きているころは、親父しか使えなかった。だが、親父が死に、俺に力を預けてくれたんだ!」
ファイス「この技を食らったチャオも、そしてこの技を使ったチャオも・・・やがて滅びる・・・あの技!?」
ライガ「うおおおおお!!!破壊拳!!!」
ファイス「ギャッ!!!」
ピキッ!
ライガが攻撃すると、頭に少しひびが入った。
マイト「あいつ!マジで死ぬ気だ!!」
ブルーアイ「がんばれ・・・・・・」
ファイス「たった一発くらっただけで腰に来てやがる・・・・そのうえアゴにもくらったか・・・・」
ライガ「おおおお!!!」
ライガが殴りかかってきた。
ファイス「ぐはっ!!がはっ!!」
ライガにはどんどんひびが入ってきた。
ファイス「ガ・・・・ハ・・・・」
ファイスは倒れた。
ライガ「さぁ聞くぞ、なぜ親父を殺した。」
ファイス「憎かったんだよ!!あいつは俺よりも強かった。俺はさからえなかった。俺は世界一をねらっていた。だから・・・・毒の角をさしたんだ・・・・・」
ライガ「そうか・・・・・・じゃぁ、親父の好きな言葉、知ってるか?」
ファイス「知ってるとも・・・・・」
ライガ「そう!!!」
ライガはボロボロにくだけちりながら、ファイスに向かって走ってきた。
ライガ「気合!!!」
ドガァァァ!! と大きな音がし、ファイスは倒れ、そして消えた。
ライガは、腹から上しか残っていなかった。もう少しで、完全に砕け散る。
ライガ「マイト・・・・俺は・・・・倒したぞ・・・・・」
マイト「ライガァ・・・・よくやったよ!!」
タトラー「お前は世界一強いチャオだったんだな・・・」
ブルーアイ「ありがとよ・・・・・」
ライガ「ヘッ・・・・・じゃぁな・・・・」
バーーーーン!!!
ライガは完全に砕け散った。
マイト「う・・・う・・・うわぁぁぁぁぁ!!!」
マイトは泣き続けた。
タトラー「おい、マイト!!外を見ろ!!」
マイト「え?」
ブルーアイ「光・・・?」
なんと、ブラッドスターに太陽がもどった。
『フラッシュスター』にもどったんだ。
タトラー「しかも、ほら、お前の故郷、見てみろ、」
マイトは空を見た。毒まみれで滅びていたウォントスターが、きれいなウォントスターにもどっている。
マイト「やった・・・・・」
タトラー「これでスタラを倒しにいけるな!」
ブルーアイ「やったですね!!」
マイト「ん?記憶、もどってる!!」
ブルーアイ「え?あ、ほんとだ、いつのまにか戻ってました!」
もう書き切れないので、次に行きます。 続く