第百九十二話 透明作戦

黒いフィールドで、周りが見えない。

ゴース「もう君たちは終わりさ。」

ゴースの静かな声がきこえた。

マイト「うるさぁい!俺たちはお前を絶対倒す!!」

ゴース「ふっ・・・」

ゴン!と鈍い音がし、マイトが殴られた。

マイト「痛っ!!このやろ!後ろか!?」

マイトは後ろに回し蹴りをした。

ゴース「おぉっと、」

ゴースはマイトの足をつかんだ。そして投げ飛ばした。

マイト「うわぁぁぁぁっ!!」

マイトは壁に激突した。

ゴース「僕を見ることもできないし、僕は反射神経がいいのさ、」

タトラー「モードチェンジ!!シェルモーード!!!!」

タトラーは高速で回転して、暴れた。

タトラー「マイトォ!!どこかはしっこに非難しろ!!!」

マイト「わかった!!」

マイトは部屋のすみっこに座った。

タトラーは暴れまわった。

甲羅は、壁にぶつかり、跳ね返り、部屋中を飛び回っている。

ゴース「ぐわぁっ!!」

ゴースにあたったらしい。

ゴース「このやろぉぉぉ!!!」

闇のフィールドから大きな黒い手があらわれた。

マイト「うわっ!!でっけぇ手!!」

タトラー「驚くな!これは幻だ!!」

ゴース「さぁて、そうかな・・?」

ガシッ!!

手はタトラーをつかんだ。そして、にぎりしめた。

タトラー「グワァァァ・・・アアア・・・・・」

タトラーはつぶされそうだ。

マイト「タ、タトラー!!この手め!!アクアソーード!!」

バシュッ! バシュッ! バシュッ!

マイトは、いくら斬りつけても、幻を斬ったように、すり抜けていく。

マイト「攻撃はすりぬけるのに、なんでタトラーをにぎりしめることができるんだ!?」

タトラー「わかった。この手のひらに、ゴースがいるんだなぁ!!?」

タトラーは、にぎりしめられたまま、甲羅で高速回転した。

シュシュシュシュシュィィィィーーーン!

摩擦熱で、大きな黒い手のひらから、煙がでてきた。

ゴース「ぎゃぁっ!熱い熱い熱いぃぃぃ!!」

黒い手が消えた。

ゴース「このやろう、このやろう!!だが、お前たちに僕の姿は見えない。また反撃してやる!!!」

マイト「あれ?俺、お前が見えるぞ?」

タトラー「俺も見える。そこにいるんだろ?」

タトラーは指をさした。

ゴース「なにぃっ!?なぜ、なぜ見える・・・!?僕の透明度は、100%のはず・・・」

ゴースは自分の手を見た。

ゴース「し、しまったぁ!!透明度が0%だ!!そうか、力を使いすぎて・・・・・」

タトラー「へっへー♪、」

マイト「さぁ覚悟しろ♪、」

ゴース「ひ、ごめんなさいすみませんもうしません!!!」

タトラー、マイト「オラァァァァ!!!」

ゴース「わぁぁぁ!タンマストップ立ち入り禁止ぃぃ!!!」

・・・・・・・・・・

ゴースを倒した!

マイト「次は6Fだな、」

タトラー「ミラクルパンプキンアジトはそんなに高くもないから、たぶん10Fぐらいで最上階だろ、」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第145号
ページ番号
202 / 223
この作品について
タイトル
海上の冒険
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
2004年4月11日
最終掲載
週刊チャオ第148号
連載期間
約9ヵ月7日