第百九十一話 ゴースを見つける対策?

マイトは、黒い右腕を見た。

前のことだが、マイトは毒で右腕がもげてしまった。

仲間のライガは、体全体に毒がまわり、死んでしまった。

だが、ライガはマイトに右腕をわけてくれた。

そして、ライガは天へ上っていった。

マイト「ライガのこと思い出しちゃったよ・・・・・」

タトラー「おい、何ボーっとしてんだ。」

ゴース「キッキッキ・・・・君には無心になる才能がないんだよ、キッキッキッキ・・・・・・・」

マイト「無心!そうか、」

ゴース「アイアンクリアナックル!!!」

ゴースは殴りかかってきた。

タトラー「グワッ!グフッ!ゴァッ!ガァッ!」

マイト「た、タトラー!!」

タトラー「俺は気にするんじゃねぇ!!いいか、てめぇは無心になることに集中してろ!!!」

マイト「う、うん!!」

マイトは目をつむった。だが、ライガとの思い出がどんどんあふれてくる。

マイト「そういえば、タトラーの性格、ライガに似てるな・・・」

マイトはいくら落ち着いても、ライガとの思い出がどんどんどんどんあふれでてくる。ライガとの思い出・・・・・・

ライガは、今この世にはいないと思うと、マイトの目からしずくがひとつぶ、流れ落ちてきた。

タトラー「マイト!!!何やってんだ!!バカやろう!!」

ゴース「マイト君は、君のことを忘れてるんじゃないですか?」

タトラー「うるせぇぇぇぇ!!!」

ボカッ!!!

タトラーは、いつも甲羅で攻撃しているのに、めずらしく素手で殴った。

ゴース「グワァッ・・・」

命中した。

マイト「た、タトラーすっげぇ!!」

ゴース「なぜ見えないはずの僕に攻撃できた・・・・」

タトラー「勘(かん)。」

マイト「なにぃぃーーーーっ!?」

ゴース「そんなバカな・・・・僕は勘で倒せるような奴ではないぞ!!」

タトラー「だーから、今は適当に拳をふったら偶然あたったんだよ、」

ゴース「な、なんだ。偶然か。そ、そそそりゃそうさ、マグレだマグレ。」

マイト「そうか、勘・・・・勘を使えばいいじゃん!!」

マイトは『ゴースがいる!』と思ったところに、拳をふった。

マイト「オラオラオラオラーー!!勘だ勘ーーー!!!」

ゴース「?、何をやっているんだ?」

マイト「え”、」

なんとマイトが勘でこぶしをふっていたところの、反対方向から声が聞こえてきた。

マイト「わーーーん!!勘も頼りになんねーーし!!」

タトラー「人の真似ばっかするからだろ、」

ゴース「ククク・・・・・シャドーフィールド!!」

なんと、5Fは黒い霧につつまれ、真っ暗なフィールドになった。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第145号
ページ番号
201 / 223
この作品について
タイトル
海上の冒険
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
2004年4月11日
最終掲載
週刊チャオ第148号
連載期間
約9ヵ月7日