第百七十三話 ライガとのわかれ
バイリス「ガッハッハッハー!!」
マイト「こんなときに毒が・・・・」
ライガ「こりゃぁヤバイぞ、腕が紫色に変色してきた。」
マイト「うぅう・・・・・痛いぜコレ、」
バイリス「ブラッドスターの毒をなめんじゃねぇぞ!!チャオ界1の最強最悪毒(さいきょうさいあくどく)なんだからな!!」
マイト「ひぃいいい・・・・・・・腕がふるえてきた・・・・」
マイトは右腕、ライガは左腕の毒がきいてきた。
ライガ「ぐああ・・・・・あぁあああ!!」
バイリス「そんなに痛いなら、もいじゃおうか、」
バイリスの手がはなれて、ライガの左腕にチョップした。
すると・・・・・・・・・
ボトン!!!
ライガ「うわああああああ!!!左腕がもげたああああ!!」
バイリス「ちょっとだけチョップしただけのなにな、」
マイト「う・・・・ライガ大丈夫か・・!?」
ライガ「あ・・・・・うあぁぁ・・・・・」
ライガは倒れこんで、もげてしまった左腕をささえている。
マイト「俺の腕も大丈夫かなぁ・・・・・」
マイトは右腕を、指でチョイとつついてみると、
ボトン!!
マイト「わあああああああああああああ!!!!!」
マイトの右腕までもげてしまった。
マイトとライガに入った毒は、ここまでひどくなっていたのだ。
マイト「くそぅ・・・・なら、無傷の左手で・・・・・」
ライガ「俺は無傷の右手で・・・・・・・」
バイリス「ギャーーハッハハ!!ぶざまだな!!」
ライガ「うううああぁっ!!!!!」
ライガは体中が紫色に変色してきた。
ライガ「ぐ・・・・あああああああ」
ライガの顔がひきつっている。
バイリス「毒がきいてきた体は、とてもやわらかく、指でつついてみるだけでボロボロになる。そう、このようにな!!!」
バイリスは紫色になっているライガをけっとばした!!!
バアアアアアアアアア・・・−−−−−ン!!!!!!
ライガの体はボロボロになった・・・・・
マイト「ワアアアアアア!!!ライガああああああああ!!!」
バイリス「ギャーーーッハッハッハッハ!!!どれ、次はお前だ。」
マイト「うぅっ!!」
マイトの体も紫色に変化してきた。
バイリス「オラアアアアアア!!!」
バイリスがマイトをなぐろうとしたそのとき、
時間が止まった。
マイトにはライガの幻が見えた。
ライガ「マイト、勝たねぇと許さねぇぞ、お前のなくなった右腕、俺のをさずける。」
マイトのなくなった右手のところに、ライガの左手がくっついた。ライガは黒いので、黒い右腕になった。
ライガ「俺のパワー。全てお前にさずける。まけんじゃねぇぞ・・・・」
ライガはそういって消えていった。
そして時間が動き出した。
マイトの目の前にはバイリスのこぶしがあった。だが、
バイリス「死ねええええええええ!!!」
パシッ!!
マイトにくっついたライガの右腕が勝手に動いて、バイリスの右手をつかんだ。
マイト「ライガの右腕が・・・・」
バイリス「なにっ!?お前いつのまにそんな黒い右腕が!?」
マイト「うおおおおおおおおおお!!!」
ライガの右腕はあばれだした。そしてバイリスをめちゃくちゃに殴った。
マイト「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
バイリス「ギィアアアアアアアア!!!ちょ、ちょっと待て!話し合おう!!」
マイト「むだだあああああああああ」
ドカッ!!!!
バイリスは倒れた。
マイト「勝った・・・・・・・・ライガ・・・・死んじまったのかよぉ・・・・・・・」
マイトはないた。が、ライガの右腕があることに気づいた。
マイト「そうだ。この右腕がある!!いくぞ!!ライガ!!!」
そしてマイトの一粒の涙が、ライガの腕にかかると、腕は笑っているように見えた・・・・・・・・・
続く