第百七十一話 ブラッドスターの話2

続きの昔話です。

王「まったく、どのチャオもふざけおって、」

王は、明るくて、水がきれいで、空気のおいしいこの星が大好きだったので、いい名前をつけないとそれはそれは怒る。

国王1「王様!全ての住民に投票用紙を書かせて、集めました!」

王「ごくろう。」

国王2「さぁ、王様!!この何千もある投票用紙からいいのをひとつ!!選びましょう!!」

王「なにぃっ!?何千もあるのか!?」

そして、王は徹夜で投票用紙を見て、選ぶのにがんばっていた。

ざっと十日がたった。

王は、年なのでいそいで見ることもできず、真剣に考えなければならない。

住民「おーい!まったくまだ星の名は決まんねーのかよー!!」

住民「はやくしやがれこのヤロー!!!」

住民「俺たちだって真剣に考えたんだぞーー!!」

住民から数々のブーイング。

そして・・・・・・・・・

王「決まったぞ!!!!!!」

住民「ワーーーーーーーーーーーーッ!!」

王「この星は、とても明るくてさわやかだ!フラッシュスターに決定!!!!」

住民「ワーーーーーーーッ・・・・・・・って・・え!?」

王「これはとてもいい名じゃ。誰だ?この名を考えたものは、」

すると、おかしなことに、誰もいないのだ。

王は、フラッシュスターと書かれた投票用紙をよく見た。すると、黄色く黄ばんでいる。

王「ワーーハハハハ!!ロルク様、来てくださったのか!!」

住民「ええっ!!?」

住民たちは全員おどろいた。

王「用紙にロルクの汁がついている!ありがとうよロルク様!!ロルクスターでもよかったですのに!!!!」

そして、フラッシュスターに決まり、平和な日がすぎたが・・・・・・・

雨もふったことのないこの星に、雨がふった。空は、赤くそまっていく。

王「な、なんじゃ?空が赤い・・・・・」

すると、地震がおきた。それとともに、たくさんの血が流れてきたのだ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!

非難もできなかったチャオたちは、血に押しつぶされていった。

だが、非難できたチャオもほんの少しいた。

血はおさまった。

住民「あ、いたたた・・・・・・み、みんなたおれてる・・・・」

血の流れがどこかにいくと、ほとんどのチャオがたおれていた。

すると、ひとつの光が一瞬でてきた!!

カッ!!!!

住民「な、なんだこの光!!!」

住民が目をとじてから、光がおさまり、目を開けると・・・・・

ファイス「カッカッカァ、ワープ完了完了っとォ、」

ガンキール「なかなかいい星だ。」

ガイス「ブラッドスターにするにはちょうどいい。」

???「だが、少々明るすぎないか・・・・?」

それは、ブラッド四人衆だった。

フラッシュスターをくるまいた血は、フラッシュスター全面にしみこみ、真っ赤にそまった。

ファイスは、太陽の力をすべてどけた。

ガンキール「おお、この暗さこそがちょうどいい。」

住民「こ、こわい・・・・・」

そして、ガンキールは、息がとまっている王の顔を足でふみ、

ガンキール「これからここの星は、ブラッドスター。王はわたしだ!!!」

ファイス「おぉ、ガンキールよォ、俺たちはなんだ、」

ガイス「国王でいいんじゃねぇか?」

???「フン、」

住民「こわいよこわいよ~~・・・・」

ファイス「おい、そこにいる小さいの、お前は俺たちのしもべになるんだァ。」

その住民は殺された。だが、生き返り、四人衆のしもべとしてよみがえった。これが四人衆の計画。

そして、幸い、つかまらなかった住民は、死んだちゃおの墓を作り、そして村を作り、四人衆に見つからないようにくらした。

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マイト「許さねぇ・・・・・・・・」

ライガ「で?ロルクはあるのか?」

村長「あきらめずに探せば、きっとある。それでこそ、ロルクさまの伝説なのだから。」

マイト「よぉし、毒をなおすためだ!!さぁ行くぜ!!!!」

ライガ「おう!!!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第141号
ページ番号
181 / 223
この作品について
タイトル
海上の冒険
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
2004年4月11日
最終掲載
週刊チャオ第148号
連載期間
約9ヵ月7日