第百十七話 全力ドリクトロッコ!
クリアが犠牲になった。クリアは落ちてしまった。
ギャリー「あいつ、仲間だったのか・・・・?」
タイン「ありがとう・・・・・・」
クワギ「っていってる場合じゃないよぉ!!!!」
城はどんどん溶けていく。下のほうからトロッコの線路までとけていく。
ドリク「このままじゃ・・・・・落ちる!!!!」
タイン「くそう、もっと速くしないとだめだ!!!」
ドリク「速く・・・?そうだ、俺はスピードタイプでかなり速く走れる!!!よぉし!!!俺がトロッコになる!!!」
タイン「えっ!!?」
ドリク「このままじゃ乗ってるトロッコも溶けてきえちまう!!!俺がトロッコになれば、ハシリタイプなみに速くなるぜ!!」
グワワ・・・・・
ドリクはトロッコになった。
ギャリー達が乗っているトロッコはもう溶けかけている。
ドリク「速く俺のトロッコに乗り移れ!!!」
タイン「うん!!!」
ヒュッ!!
ギャリーとタインとタップはドリクトロッコに乗り移った。だが、背の小さいクワギは乗り移る事ができない。
クワギ「うああ、行けない!!!」
クワギの乗ったトロッコは溶けていく。
タップ「クワギ!!俺の手につかまれ!!」
クワギ「と、届かない!!!」
タップ「もっと!!速く!!」
クワギのトロッコは溶けて小さくなっていく。
クワギ「うおおおお!!」
クワギは勇気をだしてジャンプし、うまくタップの手につかまった。
クワギもドリクのトロッコに乗り移った瞬間、さっき乗っていたトロッコがすべて溶けた。
ドリク「行くぜぇ!!!オラララララララ!!」
バヒュン!!!
タップ「わお!!速い速い速い!!!」
だが、溶けていくスピードも速くなっている。
クワギ「ドリク!!もっと速く!!追いつかれる!!!」
ドリク「うおおおおおお・・・・・!!!」
シュウウウウウウン!!!
ドリクは精一杯走ったが、これ以上速くならない。
ギャリー「だめだ!!追いつかれる!!!」
そして、ドリクトロッコが走る線路が溶けた。
ドリク「うわあああ!!!」
線路をなくし、ドリク達は落ちた。だが、
ガシッ!!!
クワギが頭のハサミがなぜか溶けてない部分につかまっている。
そして、クワギの足にギャリーがつかまり、ギャリーの足にタインがつかまり、タインの足にタップがつかまり、タップの足にトロッコから戻ったドリクがつかまった。
クワギ「ふぎゃああああああ!!!!!」
四匹ぶら下げているクワギはとても重い。だが、やっとのことで引き上げた。
なぜか、ここの階は溶けない。右上のたてふだに、なんと、99Fと書かれている。
続く