第四十五話 R カオス軍団次の強敵

5F

ロイン「ルーチャの時は危なかったのぉ、キン、少しは用心しろ、」

キン「はぁい・・・・・・」

ピピピピピピピピ・・・・・

ロイン「む、電話じゃ。マイトか、なんじゃ?」

ギャリー「なにか起こったのか?」

キン「ふぁ~~~あ、ギンはまだ能天気にしてんのかなー、俺たちは大変なのに。」

ロイン「皆、マイトからじゃ、」

ロインは電話を皆に聞こえるように見せた。

マイト「俺たち、カオス軍団のライプと戦ったんだよ、強かったぜ、そこでな、ギンがライプの爪から皆を、自分の命を犠牲にして守ろうと頭で受け止めたんだ、勇気あったぜ、」

ロイン「キン、お主も見習え、」

キン「ふんだふんだ!俺だってそのくらいできますよーん!」

タップ「ライプの爪は腕も切れるらしい。」

キン「うがっ!そんなことされたら死んじゃうよー、」

マイト「ギンの腕が切られたんだけど、まだ受け止めていたんだよ、それで、その勇気の力で、ギンが月のように光るオニチャオになったんだよ!!」

キン「エエエエエエ!!??・・・・・・負けた・・・・・・」

マイト「んじゃ、きるね、」

プツッ、ツーーー・・・ツーーー・・・・

ロイン「ギンの方が一枚上手であったのぉ、」

ヒータ「お遊びはやめろ、今は戦いのことだけ考えろ、ギヒヒヒ・・・・ここの相手はこの俺だァッ!!!」

ロイン「カオス軍団の、ヒーローカオス、ヒータ!!」

クワギ「説明口調(せつめいくちょう)じゃなくていいよ、」

ロイン「いや、ヒータが何者なのか知らない人に教えただけじゃ、」

ヒータ「ごちゃごちゃ言ってんじゃねぇよ!!!」

ヒュンヒュンヒュンヒュン・・・・・・

ヒータの耳が高速で回り、ヒータの体が浮いた。この光景は、○パイキッズのガーティのようだ!!

ヒータ「俺の耳は・・・・・・鋼鉄のヌンチャク!!!!オラララララララ!!!!!!!!」

キン「ギンが活躍したんなら、今度は僕の番だ!!!」

キンは回る耳に向かって走った。耳にぶつかったキンは、跳ね返って戻ってきた。

ロイン「ライプより強い者じゃ、無理もない。」

クワギ「ということは、マイト達より強い敵と戦ってるってこと!!?わーいわーい!!」

ギャリー「いや、これは運が悪かったかもしれない。」

タップ「そうだな・・・・・」

ヒータ「アイアン・ヌンチャク・トルネードX!!」

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ!!!!!!!
回っている最中に耳が鉄のように光った。あれはとても硬そうだ、

ギャリー「俺も体が硬いんだ!ウオオオオオオオオオ!!!!!」

タップ「バカッ!そんなに強く向かったら・・・・・」

ヒータ「よけいに跳ね飛ばされる。ガハハーハハ!!!」

ビシィッ!!!

ギャリー「ギャアアアアアアアアアア!!!!!」

ギャリーは高く跳ね飛ばされ、勢いよく地面に・・・・・・・

ドサッドサッ!

ギャリー「・・・・・・・・・・」

キン「ギャリー死んじゃったの!?」

ロイン「死んではいない。気絶しているだけじゃ、」

クワギ「・・・・・・・・・・・」

キン「どうしたの?クワギ、」

ロイン「キン!もたもたするでない!!」

キン「はぁい!」

クワギは思っていた。自分だけ一回も役に立っていない、と・・・・

ロイン「ロインソード!!!」

クワギ「ロイン!僕が・・・・・僕が戦う!!」

キン「ギンみたいに役にたちたいと思ってるの?ダメダメ、」

クワギ「うるさい!俺は本当に役に立ちたいんだ!!!いつも僕は失敗で、役に立った事なんて一度もない!!俺は、役に立ちたいんだああああああああああ!!!!!」

ガガガガガ!!!

クワギは頭のハサミで床に線を書いた。

クワギ「この線からでちゃダメだよ、僕の苦労を無駄にしないようにしてね、」

その後姿は、まるで、ギンのようだった。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第119号
ページ番号
51 / 223
この作品について
タイトル
海上の冒険
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
2004年4月11日
最終掲載
週刊チャオ第148号
連載期間
約9ヵ月7日