第四十六話 R クワギの勇気
クワギ「この線からでないでね!!」
ロイン「な・・・・・・ヒータはとても強いのじゃぞ!!」
クワギ「僕が・・・・・助けてって言ったら、こっち来てよね!」
ギャリー「お前だけじゃ心配だよ・・・・・・」
クワギ「線からでないで、魔法攻撃ならできるだろ!!」
タップ「魔法?そんなのできねぇよ!」
ロイン「魔法はたしか魔石がないと無理じゃぞ、」
クワギ「僕の・・・・・・赤い魔石を使って!!」
クワギは魔石をこっちへ投げてきた。
ロイン「・・・・・・・わかった。」
タップ「この魔石、先っぽが赤くてクワギみたい!」
クワギ「オラアアアアアアア!!!!!ビックジョッキン!!!」
ガキィッ!!
ヒータ「俺のヌンチャクをはさんでなんの意味がある、鉄のヌンチャクなのだぞ、」
クワギ「グヌゥゥゥゥ・・・・・・・フルパワアアアアアア・・・・」
ヒータ「なーにやってんだか、」
クワギのハサミはあまりにも硬いので曲がってきた。
ヒータ「残念ながら、ハサミに感覚はねぇんだよ、俺には、でも、感覚があったとしても全然答えてねぇと思うけどな、」
キン「魔石を使わなきゃ!ロイン!」
ロイン「使い方がわかるはずないであろう!!」
キン「えええーーーーっ!!?」
クワギ「ぜぇ、ぜぇ、なら本体を狙うべし!!」
クワギが耳から離れようとしたそのとき!!耳がクワギに巻き付いてきた!!
ヒータ「鋼鉄の耳でしめつけたら、そんな具合でつぶれるかな~、」
クワギ「ぐがっ!やめろ!!」
ギュウウウウウウウ・・・・・・・・・・
ジャロブ「おい!聞こえるか!お前たちの心の中に話し掛けている!」
ロイン「新しいチャオアイテムか!?」
ジャロブ「いや、魔石の解説じゃ!紙を送るから紙を見るのじゃ!」
空中から紙がでてきた。
キン「うわー、字がいっぱい!」
【魔石】
それはどんなチャオにも住み着いている魔法の力を持つ小さな石、
自分の体と色が似ている。そしてその能力もが自分と似ているのだ。
【使い方】
魔石は誰のでも使える。これで世界征服をたくらむ者もいるのかもしれない。魔石泥棒も増えているが・・・・・使い方は、手で魔石をにぎり、目をつぶって魔石の持ち主のことを思いながら待っている。すると心の中から魔法の名前が浮かび上がる。それを言えば魔法発動となるのだ。
【魔法の良いところ、】
魔法は遠くからも攻撃できる。(限度もあるが、)だが、あまり魔法を使いすぎると、宝石のように光っていた魔石が、光りをなくしてしまう。光りを取り戻すには、魔法を数分発動しなければいいのだ。魔石はわれたらハイパーリングでしか治すことは不可能。魔石に変わりはないので大事に扱おう。
【魔石を持っていないチャオ】
魔石はチャオの体の中で光りとして生きている。その光りは、命にずっとくっついているのだ。命なんかいらない、犠牲にしてもいい。そう本気に思うと胸から光がでてき、魔石になる。
ロイン「なるほど、手でにぎり・・・・・クワギのことを思うのか、」
タップ「なんでクワギが魔石を持ってんだよ、」
キン「紙の一番下に書いてあるじゃん、命なんかいらない、とか思うと魔石が出てくるんだってさ、」
ギャリー「なんでクワギは魔石のことを知ってるの?」
タップ「んー、ウェーブから捕まってるとき教えてもらったのかも、」
ロイン「浮かんできた・・・・・魔法名が!!」
ヒータ「ほーらほらほら、早く魔法を発動させないとクワガタの命がねぇぞ!もっと強く締め付けてやるよ、だから早く魔法を見せろよ!」
クワギ「があああぁぁぁ・・・・・・死ぬ・・・死ぬ!!・・・」
ロイン「行くぞおおおおおお!!!!レッドファイヤカッター!!!」
続く