エピソード №22

カズマ「・・・・・・・・・・。」

「ZZZZZZZZZZzzzzzzzzzzz・・・・・・・・・・」




エピソード №22 「意図も簡単だったり」









カズマの目の前にいる、ベンチで「ZZZ」をしている人物。それは紛れもなくそっくりさんであった。

カズマ「え、えーっと?『起こさないでください』?」

・・・が、勿論起きてもらわなきゃいけないと考え、体を揺さぶった。

カズマ「すいませ~ん、起きてくださいよぉ~う。」

勿論返事は無い。となると次は・・・。

カズマ「どりゃぁっ!!」

「いたぁっ!!!」

叩き起こした。

「何するんだっ・・・・・。」

カズマ「・・・・・。」

「・・・誰スか?」

カズマ「こっちの台詞スけど?」




とあるファミレス

カズマ「ゼロさん、ですか。」

ゼロ「カズマさん、ですか。」

カズマ「いやぁ~、見つかってよかったぁ・・・。」

ゼロ「・・・で、何で俺を探してた?」

カズマ「気になった。」

やけにあっさりした会話である。

ゼロ「あっ・・・まさか、アンタ家賃がどーのこーの言われた?」

カズマ「ええ、まあ一応・・・ね。」

ゼロ「やっぱり?ついさっき事務所の近くで「さっきはよくも逃げたね~?」っていわれてさ。アンタだったんだね、逃げたの。」

カズマ「行きがかり上、そうなったんスよ。」

ゼロ「あっははははは・・・で、何でこの街に?」

カズマ「ああ、えっと、この街のどこかに怪盗Xが予告状をだしたとかで、気になって・・・。」

詳しい内容はなるべく抑えて発言をした。

ゼロ「追っかけ?」

カズマ「いや、ちょっと違うんスけど・・・。」

ゼロ「ふぅ~ん、確か、俺の事務所の近くの博物館に出されたって聞いたけどな・・・。」

カズマ「マジスか!?」

ゼロ「頭が高ーい!!」

カズマ「あ、すんませんした~・・・。じゃ、ちょっと案内してもらえませんかね?」

ゼロ「まあいいけど・・・。」

カズマ「・・・っと、その前に・・・警察の人は今だに捜査中ですよね?」

ゼロ「一通り調査は終わったらしい。あとは当日の張り込みだな。」

カズマ「は、そうスか(いやぁ、良かったなぁ)。」

カズマはほっとしたようにつぶやいた。

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このページについて
掲載号
週刊チャオ第221号
ページ番号
31 / 40
この作品について
タイトル
銃声が奏でる狂想曲
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第206号
最終掲載
週刊チャオ第230号
連載期間
約5ヵ月18日