エピソード №21

カズマ「(あれか?・・・違うか・・・あっちのも違うし、アイツも違う・・・後ろの奴でもない・・・。)」




エピソード №21 「そっくり犯?」









さっきから好奇心に従ってカズマは自分とそっくりなチャオを探していた。
で、他の3人でも見てみようか。

ヒカル「・・・なーんだ、警察なんかどこにもいないじゃない。あのオジサンの情報どうにかしてるんじゃないの?」




トシ「ヘェックシン!」




ドンっ

ヒカル「イタっ」

「あ、すいません、ぶつかって・・・。急いでたもんで、それじゃっ。」

ヒカル「・・・少しは周りを見ろ周りを!って・・・あれ?」

ヒカルはその当て逃げ犯を改めて見直してみた。

ヒカル「・・・カズマ?」

紛れも無くカズマの姿があった。

ヒカル「・・・急いでサツを探す必要無いのに。」




ヤイバ「・・・う~ん、今週は読み切りが多いなぁ・・・。」

ヤイバの手にあったのは、なぁんと週チャオ。

ヤイバ「ぷぷっ、金の為にそこまでびっっっっっっちりしごくのか、そうかぁ。」

「・・・(じーっ)」

ヤイバ「うわわわわっ!」

何に驚いたかと言うと、後ろからヤイバの読んでいる週チャオをじーっと見ていたのだ、じーっと。

「あ、どうもすいませんでしたー。それじゃっ。」

ヤイバ「は、ども・・・って?」

ヤイバはその週チャオ盗み読み犯を改めて見直してみた。

ヤイバ「カズマぁ?」

紛れも無くカズマの姿があった。

ヤイバ「・・・自分で買って読めばいいのに。」




ハルミ「・・・。」

ハルミは信号待ちをしていた。

ハルミ「・・・。」

ハルミはなおも信号待ちをしていた。

ハルミ「・・・。」

ハルミはしつこくも信号待ちをしていた。

キキ−ッ

「バーカ、危ねーだろーが!」

「は、どもすいません。それじゃっ。」

ハルミ「危ないなぁ・・・ん?」

ハルミはその信号無視犯を改めて見直してみた。

ハルミ「カズマさん?」

紛れも無くカズマの姿があった。

ハルミ「・・・信号なら今青になったのに。」





こうして、カズマ以外の3人はそっくりさんを目撃した。

TO BE NEXT

このページについて
掲載号
週刊チャオ第220号
ページ番号
30 / 40
この作品について
タイトル
銃声が奏でる狂想曲
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第206号
最終掲載
週刊チャオ第230号
連載期間
約5ヵ月18日