エピソード №19
カズマ「とにかく脱出だ!」
ハルミ「はい!」
エピソード №19 「時間勝負」
バンっ!
カズマ「二人とも!大丈夫!?」
ハルミ「・・・気絶してます!」
カズマ「どうするか・・・ボク等じゃおぶって行けないし・・・。」
その時、どこからか物凄い音が近づいてきた。
カズマ「な、何だ!もう崩れきっちゃう音!?」
ハルミ「違います!・・・エンジン音?」
その音はキキィィィと言う音を出して止まった。と、トビラから声が聞こえた。
トシ「おーい!二人ともー!急げ!早くしろ!」
ハルミ「トシさん!?」
カズマ「おっさん!手伝って!」
何とか軽トラの後ろに気絶した二人を乗せて、車は出発した。
カズマ「おっさーん!よくこんなトコまで軽トラ持ってきたねー!」
トシ「ハッハー!こんな状況じゃほっとけねぇだろ?だからここまで一気に突っ込んできたのさ!」
カズマ「ヒュウ!やるねぇ!」
ハルミ「もうそろそろ出口ですよー!」
トシ「よっしゃぁ!しっかりつかまってろぉ!!」
カズマ「あーっ!帽子飛ばないようにしなきゃ!」
そのまま車は入り口のドアを蹴破り、元来た道を猛スピードで走って行く。そしてある程度建物から離れた時、建物は爆発した。
カズマ「おおーー!!」
トシ「いやっほーーう!!!」
ハルミ「トラック、ずいぶんボロボロになっちゃいましたねー!」
トシ「平気だよー!元からこの軽トラはボロいんだからなー!!」
カズマ「いよっしゃーーー!!!」
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