エピソード №17
カズマ「・・・どう?見覚えある?」
ハルミ「あります。」
カズマ「よっしゃー!」
トシ「頑張れよー。俺はココで待ってるからさ。」
カズマ「サンキューッ!」
エピソード №17 「全ては記憶の奥に」
何とか本拠地へと到着した二人は、さっそく本拠地へ乗り込むところだった。
カズマ「・・・それにしてもデカイなぁ。時間かかりそうだけど・・・。」
ハルミ「あれ?・・・あーっ!!」
カズマ「ん?」
ハルミ「あれですよ!」
ハルミが指差した先を見ると、カズマ、ハルミのEXギアがあった。さらに誘拐されたヒカルとヤイバのEXギアも一緒にあった。
カズマ「・・・二人がココにいる可能性、高いね。」
ハルミ「あまり相手を刺激させない方がいいでしょうね・・・。」
カズマ「本拠地に乗り込む時点ですでに刺激しそうだけど。」
二人は自分のEXギアを履き、カズマはヤイバの、ハルミはヒカルのEXギアを持って、トビラを開けた。
トビラはかなりさび付いているらしく、ギィィィィという音が建物の中に響く。
カズマ「ふぅーん・・・ハルミ、どう?」
ハルミ「・・・こっちです。」
ハルミの記憶に頼り、奥へと進む。
カズマ「ココって、監視カメラの一つも無いのかな?」
ハルミ「いえ、あります。天井裏に設置してあるんです。」
カズマ「ええっ!?マジ?」
ハルミ「今は早く移動してますから、相手は対応出来ないと思うんですけど・・・多分、黒幕の部屋ではすでに邪魔者排除の準備をしてると思います・・・。」
カズマ「・・・その黒幕の部屋っていうのが、ココなの?」
ハルミ「・・・はい。」
そこにはただ普通のトビラがあった。が、その奥からは不吉な空気が漂う。その空気を奥へと押し払うように、カズマはドアを開けた。
「やあ、久しぶりだねぇ。」
カズマ「・・・全くだね、誘拐犯さん。」
TO BE NEXT