エピソード NO,6
ヤイバ「・・・声、か。カズマ君。どこから?」
カズマ(く、君付けかぁ)「えっと、あの崩れた家から。」
ヤイバ「よし、ヒカ・・・て、あれ?」
カズマ「どした・・・て、ヒカル?」
その場には、ヒカルはいない。
エピソード NO,6 「呪いの廃墟地」
カズマ「あれぇ?ヒカルー?」
ヤイバ「・・・!ま、まさか・・・。」
カズマ「ヤイバ?」
ヤイバ「・・・カズマ君。聞いた事ある?・・・廃墟地の、怪談話。」
カズマ「怪談話?」
ヤイバ「・・・ある日、町が謎の原因で焼き尽くされた。そこにひとつだけ家が残った。崩れてたけどね。」
カズマ「ふーん。で?」
ヤイバ「その家は呪われてるって噂が流れたんだ。何でも、その家から声がして、「一緒にいた人がとつぜん消えた」って・・・。」
カズマ「・・・・・・・・・・それが、この家・・・?」
ヤイバ「・・・え、えと、あくまで可能性だよ?多分、そこら辺にいると思うけど・・・。」
カズマ「そ、それだったら、すぐ見つかるよ?ほら、邪魔な物が一切無いから・・・。」
カズマ&ヤイバ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
某所 午後1:20
ヒカル「・・・どこ?」
ヒカルは縄で縛られ、イスに固定されていた。
ヒカル「え、何ココ?誰かいるの?」
「いなかったらこんな事しないさ・・・」
ヒカル「だ・・・誰?出てきてよ!?」
「残念だけど・・・体なんか無い。僕は、簡単にいえば幽霊みたいな物だからね。」
ヒカル「しょ・・・証拠がないと、信じられないわよ?」
「じゃあ・・・肩に触ってあげる。」
ヒカル「・・・え?」
ヒカルは、とても冷たい物が肩に当たった事を感じた。
ヒカル「え?え?な、何?」
「触り心地がいいなぁ・・・いっその事・・・」
「キミノカラダガホシイ」
ヒカル「い・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!」
カズマ「・・・叫び声?」
ヤイバ「君も?僕も聞こえた・・・。」
カズマ「これって・・・ヒカルの声だよ?」
ヤイバ「・・・お、脅かさないでよ。嘘でしょ?」
カズマ「・・・あーもー黙ってらんない。ヤイバ!行くよ!」
ヤイバ「・・・うん!」
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