エピソード NO,5

カズマ「逃げ切ったー!」

ヒカル「あー疲れた。」

とまあこの元2人は更には追いかける役になるだろう。




エピソード NO,5 「別名・SHADOU・TAILS」









荒地 12:54 雨




カズマ「で・・・ココ、どこ?」

ヒカル「あーどうせその一言が出ると思った!こっちが知りたい!」

カズマ「僕もその一言が出ると思ったー。」

ヒカル「じゃあ言うな!ボケぇ!」

・・・・・・・・・・

ヒカル「・・・カズマいないし。これってやっぱり作者のせい?いくらネタが無いからって・・・。」

作者「言うな。これでもどっかの小説よりまともである。」

ヒカル「そのどっかの小説ってどこの?」(ていうかいきなり出てきたし・・・)

作者「秘密。いいからさっさとカズマ探しにいけ。」




荒地 住宅街 1:05




ヒカル「・・・それにしても酷い有様ねぇ、この辺りって。なんかあったのかなぁ?それよりカズマは・・・っと、いたいた。・・・?」

ヒカルの目に映ったのは灰色のテイルスチャオを追っている傷だらけのカズマだった。

ヒカル「・・・誰あれ?おーい、カズマー?」

そう呼んだ時、灰色のテイチャはピタリと止まった。それにつられてカズマも急に止まる。
ヒカルもその場に入りに行った。

ヒカル「カズマったら何してんの?」

カズマ「ハァ・・・ハァ・・・えっと・・・帽子取られて・・・。」

ヒカル「帽子?」

そういえば、とヒカルはカズマの被っている白い帽子が無い事に気付いた。

「・・・君、人間だね?」

カズマ「へ?」

「だって、さっき散々転んだじゃないか。・・・血、出てるよ。」

確かに、カズマは荒地で散々転んだ為、傷だらけとなり、血も出ていた。(貧血の原因はこれか)

カズマ「・・・うん。人間だよ。だから?」

「・・・頼み、聞いてくれる?」

カズマ「・・・頼み?」









カズマ「ええっ!?君も人間!!?」

「そう。灰色のテイルスチャオなんかいないじゃないか。」

ヒカル「え、どう言う事?」

ヤイバ「・・・僕の名前はヤイバ。木更津刃。この体は、実験用に作られた試作品の体なんだ。」

ヒカル「し、試作品・・・。」(な、何か超怖い・・・)

ヤイバ「多分、チャオになったケースは君達と同じだろう。不自然な地下駐車場に迷い込んで、頭を叩かれて、気が付いたら・・・。」

カズマ「・・・チャオになってた。でしょ?」

ヤイバ「うん。その後脱走。行くアテ無しにさ迷って・・・。」

ヒカル「今に至る、か。うーん複雑。」

ヤイバ「僕は最初にチャオにされたんだ。実験の為にね。」

カズマ「じゃあ僕等が実際に一番最初に人間からチャオになったんだー!」

ヒカル「そんなの分かる訳ないでしょ。」

カズマ「これでも僕、頭叩かれた後すこーし声が聞こえたんだ。まだ人間には試してないがどーのこーの・・・。」

ヒカル「・・・やるわね。」

カズマ「じゃ、さっそく本拠地に・・・えっとどこだろ?」

ヒカル「・・・無理も無いわ。当ても無く警察から逃げてたんだから。」

ヤイバ「警察から?」

ヒカル「こいつバスの上に乗ろうなんざ言って、で警察に追われるハメになった訳。」

ヤイバ「・・・マズイなぁ。それだと指名手配とか調査とかされてるかもしれない。」

ヒカル「・・・へぇ~~~え。聞いた~?警察から追い回されるハメになるんだってねぇ~。誰のせいかなぁ~?」

カズマ「・・・声がする。」

ヒカル「・・・声?」(・・・て怒る気失せちゃったよもう)

ヤイバ「人がいるのか?」

カズマ「それ以外無いと思うけど・・・人っぽく無い声だ。」




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このページについて
掲載号
週刊チャオ第210号
ページ番号
7 / 40
この作品について
タイトル
銃声が奏でる狂想曲
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第206号
最終掲載
週刊チャオ第230号
連載期間
約5ヵ月18日