エピソード NO,3
某所 7:58
ヒカル「・・・おーい、生きてますかー?」
カズマ「・・・。」
ヒカル「はぁ、貧血のクセして、あそこまでブチ切れて・・・当たり前な展開迎えて・・・。」
エピソード NO,3 「ブチ切れた脱出」
地下駐車場 7:39
カズマ「ハァ、ハァ、こ、こっちでいいのかな?」
ヒカル「知らないわよ!アンタどこ走ってるのかくらい分かってなさいよ!」
カズマ「しょ、しょうがないじゃん!知らない場所なんだからさぁ。」
脱出ってこんな大変だったんだ、と今さら実感した。今は脱出の真最中だ。
疑問を持ちながら曲がり角を曲がった。
カズマ「うげっ!」
ヒカル「う、うそぉ!?」
追っ手がもう目の前にいる。・・・終わりか?
「見つけたぜぇ?このクソチビチャオドモがぁ。」
ブチィっ!!ブチチィっ!!ブッチチチチチチチドゴォーーーーーンっ!!
ヒカル(え!この音・・・や、ヤバいっ!黒服さん言い過ぎっ!)
ヒカル「え、えーと・・・先行ってますねぇ♪それじゃ・・・。」
「あ、待ちやがれっ!」
カズマ「マチヤガレ・・・。」
「・・・ん?」
カズマ「ダーレガチャオニナルホドノウルトラハイパーミジンコクソドチビダァ・・・?」
「な、何だ?こいつ、雰囲気が・・・。」
カズマ「オラァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
「つ、強い・・・強すぎる・・・・・。」
地下駐車場入口 7:44
ドゴーン!ガウンガウンっ!!!バキィ!バコ!バコ!ガキィーン!!ムシャムシャ!!(!?)
ヒカル(ヤバい・・・近づいてる!お願い!静まって!)
バン!
ヒカル「あ・・・カ、カズマ?」
・・・ぱた。
ヒカル「・・・・・・・・・・よかったぁ・・・。」
カズマはチビと言う言葉に敏感である。(エ○ワー○・エ○リ○クの様に)
チビと言うただ一言だけなら一発ブチ切れるだけで大丈夫なのだが、あまり言い過ぎると今回の様に暴走を始めるのだ。
そして、静まるまでには5分かかる。
カズマは貧血の為、あんまり怒鳴りつけたりするとふらつく為、静まった後はしばらく顔を赤くして気絶するのだ。
そして現在に至る。
某所 7:58
カズマ「・・・フゥ~ン・・・。」
ヒカル「あ、やっと起きた。」
カズマ「ああ~ヒカルぅ~おはよ~・・・。」
ヒカル「バカ!まったく・・・あんたねぇ、どれほど私を恐怖に押し入れたと思う!?」
カズマ「きょうふぅ~?僕そんなの知らないよぉ~?」
ヒカル「知ってろ!ボケ!」
TO BE NEXT