~第八章・後編~
KENKAトーナメント第一回戦!
ゼロ対キエル!
ゼロ「ふふふ・・・よぅやっと暴れることができるぜ!」
そう・・・いままで、変な修行や、バカ(作者)の登場とか、わけわからんことばっかりで、俺の見せ場が全然なかったからな。
今の俺の気持ちは・・・「暴れたい」!!
俺は準備運動をしながら、そんなことばかり考えていた。
キエル「フフフ・・・君が僕の相手か・・・」
いまなんかほざいたヤツ。目の前にいるコイツが俺の対戦相手。
キエルとか言ったっけな・・・?まァ、どうでもいい。
見たところ・・・コイツはオヨギタイプだな。体緑色だし。
どっちにしろこの勝負、俺が勝つ!
キエル「フフフ・・・僕とあたるなんてなんて運が悪いヤツ・・・」
ゼロ「あ?なんか言ったか今?」
キエル「フフフ・・・君は一回戦負けが決定したってことだよ」
ゼロ「・・・その「フフフ」ってのやめてくれねーか?」
キエル「フフフ・・・そんなこと言ってられるのも今の内さ・・・」
・・・変なヤツ・・・。
レオス『さァ~あ、もうすぐ第一回戦が始まります。アルジカさんはこの両雄の対決、どうご覧になりますか?』
アルジカ「私はですねェ~・・・」
レオス『ハイ!ありがとうございました~!』
アルジカ「・・・(お前シメるぞ)」
レオス『ではここで、ルール説明を・・・。
相手が戦闘不能になるか、場外に出たら勝ちです。
場所は、われわれの眼前に広がる、50×50mのコンクリートでできた舞台です。
その周りを、観客席が囲む形になっております
武器などの使用は不可。お互い、素手で戦ってもらいます。
さァ、注目の第一回戦!勝つのはどっちだ!?』
第一回戦、バトルスタート!!
ゼロ「いよっしゃあぁ!覚悟しやがれ緑野朗ォォ!!」
俺は勢い任せに緑野朗・・・もとい、キエルに突進した。
キエルとの距離がぐんぐん縮まる。
ゼロ「うぉらぁっ!」
俺は思いっきり右腕を振りかぶり、キエルに殴りかかった。
しかし、俺の拳は空を切った。
キエル「フフフ・・・テンション高いなァ・・・」
・・・ムカツク!!!
ゼロ「くぉのぉっ!」
俺の拳を右にかわしたキエル。俺は体勢を立て直すと、すぐさま二次攻撃に移った。
キエルに向かって、体当たり・・・ではなく、飛び蹴りを放つ。
しかし、それをまたあっさりとかわすキエル。
レオス『最初から飛ばしています、ゼロ選手!しかし、それをキエル選手は冷静にかわしています!』
アルジカ「いやぁ、いい勝負ですよ。コレだと、激しい動きをしているゼロ選手のほうが不利ですね(やっとしゃべれた♪)」
レオス『普通の解説、ありがとうございます。』
アルジカ「・・・・・・」
キエル「フフフ・・・君は突進しかできないのかい?単純だなァ」
・・・ムカツクッ!!!!!
ゼロ「こんの野朗ォッ!」
俺は、三度キエルに向かって突進する。
・・・がっ!
「ひっかけっ!」←効果音
ゼロ「!」
レオス『コレは上手いッ!キエル選手、ゼロ選手の足を、自分の足で引っかけたッ!』
アルジカ「まるで、転校生の足を引っかけた不良のようです」
俺はバランスを崩し、そのまま地に手をつく。
キエル「フフフ・・・僕はコレを待っていたんだよッ!」
俺が振り向くと、キエルが拳を空高く振りかぶっていた。
キエル「そらぁッ!」
レオス『キエル選手、渾身の力を込めてゼロ選手に殴りかかるゥッ!勝敗は決したかッ!?』
決してたまるかい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・俺の目の前には、あたりをきょろきょろみまわして、慌てているキエルの姿がある。
まぁ、驚くのも無理はない。目の前で人が消えたんだから。
レオス『う、後ろだァァァッ!!』
キエル「!?なにいィィッ!?」
俺は笑みを浮かべながら、キエルに言ってやった。
ゼロ「コレが俺の切り札・・・カオスコントロールだ!」