~第七章~

会場全体が大きく揺れる。
中にはバランスを崩し、地面に手をつくチャオもいる。
ゼロ「な、なんだぁ?」
参加者、観客など全員が周りをきょろきょろと見渡す。

すると、会場の中央―参加者が戦う場所―から、煙とともに搭のような物が競り上がってきた。
しばらくあっけに取られているうちに、ずいぶん高いところまで上がっていった(十数メートルぐらい)
・・・煙でよく見えないが、頂上に誰かが乗っているようだ。

・・・煙が消えたとき、そこにいたのは・・・・・・

『ど~もど~もぉ!私、この大会の実況をさせていただきます、hiro改でございます!!』

・・・・・・なにィィ!!?
ゼロ「てってめぇ!!また出やがったな!かわチャオん時もいたろーが!!」
そこにいたのは、マイク片手に、みんなに手を振っているバカ(作者)だった。

ゼロ「てめぇ、ふざけんのもいい加減にしろ!!」
hiro改(以下実況)『え~、では、コレよりルール説明にはいります』

ゼロ「無視すんな!!」
実況『(無視)ルールは~・・・と言いたいところですが・・・。
予想以上に参加者が集まっちゃいまして・・・。
その数、なんと500人。二人ずつ、一試合一試合やってたらいつ終わるかわかったもんじゃありません。
そこで!コレより特別に、予選を行いたいと思います!」

「ゲ~、マジ~?」
参加者から、どよめきの声が上がる。

実況『予選通過できるのは・・・・・・8人です!』

「は、8人!?」
参加者から驚きの声が上がる。

「何でたった8人なんだよ!」
「500人もいんだろーが!!」
「横暴だ!!」
「この子がお腹痛いって言ってるんです!!(?)」
参加者から怒りの声が上がる。

たしかに、8人ってぇのはちょっと・・・。

実況『うるっさぁぁぁい!!』
お前じゃボケ。
実況『いいの!もう決まったの!文句いう奴は出てけ!!』

「あんだぁ!?それが参加者に対する態度かぁ!?」
「だいたいテメーが出てくること自体間違ってんだよコラァ!!」
「バカはさっさと引っ込め!!」
「この子が(以下略)」

実況『オォ!?やんのかコラァ!上等だバッキャロー!!』

バカ(作者)が叫びながらはしごで降りてくる(カッコ悪)

そして、バカVS数百人の大乱闘が始まった!!


・・・・・・3分後・・・・・・

結果は、無傷、退場処分492人。
瀕死の重傷、1人となった。

ゼロ「・・・・・・あ!コレでちょうど8人じゃん!」
なんて・・・なんて都合がいいんだ!!

とにもかくにも、コレでKENKAトーナメントに出場する8人が決定した!

?「・・・・・・・・・・」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第32号
ページ番号
13 / 16
この作品について
タイトル
ジンコーセーメータイ列伝
作者
宏(hiro改,ヒロアキ)
初回掲載
週刊チャオ第26号
最終掲載
週刊チャオ第33号
連載期間
約1ヵ月19日