~第六章~
先週休んでごめんなさい。
いや、あまりにハードスケジュールだったもんで・・・(うそです、サボりです。すいません)
では、始まり始まり~。
あらすじ
すごい事実発覚
実は俺の正体は、「究極生命体の失敗作」だった(なんかヤダ)
どうやら他のチャオとは違う、特別な能力をもっているらしい
そのうちのひとつ、「カオスコントロール」を俺が偶然発動したおかげで、
俺の正体を知るきっかけができたんだけど・・・
まぁ、要は他のチャオよりすごいっつーことだよな!
ィよし!この能力を使いこなし、KENKAトーナメント優勝したる!
そして賞金アーンド天国行きチケットを手に入れるぞ!
作者「くどいようですが、ゼロ君は騙された事に(以下略)」
親父「よし!」
親父が屁をこきながら立ち上がる(うっ、くさっ・・・)
親父「まずはそのカオス・・・なんたらってヤツを物にするぞ!修行再開だ!」
コントロールね、コントロール
たしかに、あの能力をマスターすれば、めちゃくちゃ便利だよな・・・
例えば・・・あんな事や・・・こんな事や・・・・・・・・はっ!
い、いかん!こういう能力は正しい方向に使わなければ!(どういう方向に使おうとしてたんだお前は)
そして俺たちは、修行のために険しい山道を移動していった・・・
親父「・・・よし、まずはあそこに向かってカオスなんたらをやってみろ」
親父が指差した場所・・・・・・目の前に聳え立つ、巨大な岩の頂上だった
ゼロ「・・・やるの?」
親父「おうともよ!」
俺は思わず聞き返してしまった
失敗したらどうしてくれんだ・・・
ゼロ「んー・・・どうやりゃいいんだ・・・?」
俺が腕を組んで、しばらく岩を見上げていると・・・
親父「おら、さっさとやれよ!とにかく、あの岩の頂上を念じろ!二日酔いになるぐらい念じろ!」
俺は親父の言葉を無視し、静かに念じ始めた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しばらくすると、俺の体を淡い光が包み始めた
そして・・・
ゼロ「・・・・・・はっ!?」
気がつくと俺は・・・・・・・・・・空にいた
ゼロ「な!?ななっなっなぁ!?」
俺はしばらく空中で手足をじたばたさせ、目的としていた岩の頂上を通り過ぎ、落ちていった・・・
そして、俺は地面に叩きつけられた・・・
ゼロ「うぅ・・・よ、黄泉の国が見える・・・」
親父「ゼロォ!!」
仰向けになって倒れている俺を、親父が見つける
親父「いい感じじゃないか!この調子ならすぐにマスターできるな!」
・・・マジすか・・・?
こうして約一ヶ月、俺はこのわけわからん山奥での修行に耐えた・・・(耐えたというほどでもないが)
そして・・・
――KENKAトーナメント当日
コスモスランド、KENKAトーナメント会場
『ただいまより・・・KENKAトーナメントを開催したいと思います!!』
会場中が一気に沸く
空には花火が咲き、派手な音楽が会場を包み込む
ゼロ「うわー・・・いっぱいいんな~・・・」
俺はいま、KENKAトーナメントの会場にいる
俺の周りでは、参加者と思われるチャオがぎらぎら目を光らせている
そう、いままであの苦しい(?)修行に耐えてきたのも、ここで優勝するため・・・
そして、優勝賞金を手に入れるため・・・
そしてもうひとつ、天国へのチケットを手に入れるため・・・
作者「くどいようですが(以下略)」
ドンッ!
ゼロ「あたっ!」
「何か」が俺にぶつかった
「・・・・・・」
ゼロ「・・・?」
俺が体を起こすと、黒いフードを被ったチャオが、俺を見たとたん走り去ってしまった
・・・アイツがぶつかったんだろうか?
次の瞬間、会場内が大きく揺れた・・・