~第五章・後編~
大きなため息をつくと、その場に仰向けになって倒れこむ
まさか自分がそんな正体を持っていたとは・・・(ジェラルドってだれだ・・・?)
と、ここで気がつく
ゼロ「・・・あ、そうだ・・・さっき俺がやったワープみたいなの・・・あれなんなの?」
親父「あぁそうか・・・まだはなしてなかったな・・・」
そういうと親父は、パラパラとページをめくり始めた
俺は体を起こし、再び本(取説)を覗き込む
親父「・・・ほら、ココココ」
親父は開いたページの項目名を指差す
ゼロ「・・・技一覧表・・・?」
そこには、数種類の、技の名前と思われる文字が書いてあった
親父「ほら、これ」
親父が、一番上に書いてある技名を指差し、そのまま俺に本(取説)を渡す
俺がその本を受け取り、親父が手を離す
ゼロ「え~・・・っと・・・・・・「カオスコントロール」?」
そこには、そう書かれていた
その下に、口調からして先ほどの謎の人物が書いたと思われる文章が書かれている
「ハロー♪みんな元気?・・・え?元気じゃない?よかったね♪
それはさておき、いまからそのシャドウ0ちゃんが使える技の説明すっから、よく聞いとけ♪
え~まず・・・一番使用頻度が高いと思われるのは・・・このカオスコントロールでしょう!
カオスコントロールっつーのは・・・簡単に言えば瞬間移動だね
一度いった事のある場所なら、その場所を思い浮かべて、強く念じれば・・・
ななななぁ~んとぉ!?あっという間にその場所に移動できちゃうんだなコレが!
どォ?便利でしょ?た・だ・しぃ~・・・
頭に浮かんでるポヨポヨ君がないとできないからね!
まぁ、本来はカオスエメラルドがないとできないものを、
チミの場合、ポヨポヨ君があるだけでできるようにしてあげたんだから、感謝してちょ
ま、最初はなかなか上手くいかないかもしれないけど、その内慣れるっしょ
使いこなしたければ修行あるのみ!んじゃ、がんばってね~!
P.S
作者は巨人ファン♪
ゼロ「・・・・・・なるほど・・・」
俺はとりあえず、自分にはこんな能力があるんだ、という事だけ理解した(巨人ファン・・・?)
親父「ほら、もう本読みの時間は終わりだ!」
そういうと、親父はよこから本(取説)を俺から奪った
ゼロ「・・・・・・・・・・」
いろいろな事がいっぺんに発覚して、少し混乱したが・・・
これだけはわかった・・・・・・
俺は親父たちの本当の子供じゃないんだな・・・・・・
そう思うと・・・少しさびしいような・・・・・・うれしいような(まてこら
いや、ここまで育てられてから「実は本当の子供じゃない」、ったってどうも思わねーケドさ
まぁ、これからも普通に生活すると思う
とりあえずいまはKENKAトーナメントに向けて修行する・・・
そんだけだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・やった、打った~!阿部最高ぉ~~!!
・・・・・・と、先ほどの野球中継を見て思った(謎
作中にありましたが、俺は巨人ファンです
ヤクルトファンの方ごめんなさい
・・・そういや西武の優勝はどうなったんだ?