~序章・後編~
俺は、たまに頭からぷしゅっと血をふきながら歩く
ふらついた足取りで、一応舗装されている、というような感じの一本道を歩く(貧血気味・・・)
チャオA「あ!お前はゼロ!」
ゼロ「あ・・・おまえ・・・だれだっけ?」
チャオA「テ、てめぇ!忘れたのか!?俺はあのときから一度も忘れていないというのに!!」
あの時・・・なんだっけ・・・・?(思い出し中)
あぁ、そうか!
こいつ、この前、コンビニでエロ本立ち読みしてたんだよ(一応、コンビニならちょっと歩いたところにある)
それを俺が見つけて、大声でさけんだんだっけ・・・
今思えば、大人気なかったかな・・・
チャオA「あの日以来、俺はあそこのコンビニにいけなくなってしまったんだぞ!
どうしてくれんだこんちくしょー!!」
ゼロ「大声出すな・・・頭に響く・・・
大丈夫だって・・・エロ本立ち読みしてる奴なんて、他にもいるって・・・」
チャオA「そういう問題じゃねー!ちきしょー!!」
そいつは、叫びながら俺に殴りかかってきた
ゼロ「・・・いい度胸してんじゃねーか!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゼロ「あんだ、もう終わりかよ・・・つまんねぇな・・・」
チャオA「う・・・」
俺の目の前には、さきほどのチャオが頬を腫らして、鼻血を出し、
地面に転がっている(一応、鼻はあるということにしておく)
ゼロ「俺を地面に転がしたいなら、もうちっと強くなってから来るんだな!」
そういい残すと、俺は再び歩き出した・・・
・・・・自慢じゃないが、俺は喧嘩では負けた事は無い
そん所そこらのチャオに負ける気なんてないね
・・・散歩にも飽きた俺は、家に戻る事にした
チャオB「お!ゼロ!なんか新しいゲーム買った?」
向こうから、自転車に乗った友達が声をかけてきた(自転車はチャオサイズ)
俺と同年代だ
最近はあまり遊んでいない・・・
ゼロ「いや、ぜんぜん・・・」
俺はすぐに返答する
チャオB「そっか・・・んじゃな!」
すれ違いざまにそういうと、彼はそのまま荒地を進んでいった
・・・平和だ・・・
俺は何となく、そう思った・・・
気がつくと、俺はいつの間にか家についていた
ゼロ「ただいま・・・」
「おかえり」
左手から声をかけてきた人物・・・俺の母親だ
お袋「帰ってきたら手を洗うんだよ」
ゼロ「はいはい・・・」
いつまでたっても子ども扱いだ・・・といいつつ、そのまま手を洗わずに自分の部屋に直行する自分・・・
・・・子ども扱いされても仕方ないのかな・・・・・・
俺は部屋に入ると、すぐさま横になった
布団も敷かずに、床に寝そべる
そしていつの間にか、眠ってしまっていた・・・
・・・ごく普通の田舎町の、夕暮れの出来事だ・・・・・・
・・・何となく俺の性格や、世界観がイメージできただろうか?
まぁ、今回は序章だから、俺の一日を追っただけだ・・・
次あたりから、物語が始めるかな・・・・・・
まっ、とりあえず新小説、よろしくたのむよ