~序章・前編~

ラスティスタウン

よ!俺はシャドウ0
みんなからはゼロって呼ばれてるんだ
だからこれを見てる読者さんも、ゼロって読んでくれ!
・・・いっておくが、某バスターアクションのキャラそのまんまじゃねーか、なんてツッコミはうけつけねーからな
さて・・・とりあえず説明入るぞ
基本的にこの小説は、俺の視点で進むから、そう思ってくれ(作者の気分次第で変わる事もあるがな)

そして、冒頭ででてきたラスティスタウン・・・
ココは、普通の田舎町で、俺の住んでる場所だ
ちなみに俺は今、自分の部屋でTV見ながら説明してる
・・・ん?なんか足音がきこえてきた・・・・・・
がちゃり

「こらぁ!ゼロォア!!」

なんかいきなり、人の部屋に入ってきたよ・・・(ノックなし)
そんなに勢いよくあけたらドアぶっこわれるっつーの!
んで、このたった今入ってきた、いかにも頭悪そうで、さえない顔してて、ハエが周りを飛んでそうな中年オヤジ・・・・・・
情けないが、こいつが俺の父親だ・・・
ゼロ「あんだよ、親父!?」
俺はいかにも不機嫌そうに聞き返した

親父「こんな良い天気なのに、家でごろごろしてるたぁ、良い度胸じゃねーか!!」
何言ってるのかわかんね~よ親父・・・・・・

ゼロ「あぁ!?いみわかんねぇんだよ!!何だよいい度胸って!?」
親父「だから!どうせ何もやることねぇんなら外に出てこいって言ってんだよ!!」
ゼロ「ヤダ!めんどくせーし・・・いまTVいいとこなんだよ」

本当は、別にいいとこでもなんでもなかったが、無意識のうちにうそをついていた
親父「てめぇ・・・親に逆らうたぁ良い度胸じゃねーか!!」
またかよ・・・
ゼロ「うっせぇーなぁ・・・俺はもう、カブトムシとって喜ぶような年じゃねぇんだよ!」
ココは田舎であるため、カブトムシ、クワガタムシ、その他多くの昆虫が容易に取れる
確かに小さいころはカブトムシなどを取って育てていたが、
今はカブトムシなんて興味は無い
それに、ここらあたりにはデパートやスーパーなんてない
本屋、ゲームショップなんかも全く無い
つまり、外にでろ=昆虫採集でもしてこいという意味なのだ
無論、これは俺以外の、俺と同年齢のチャオもあてはまる(ちなみに俺の年は、人間で言う14,5歳)

親父「・・・どーしてもいかねーのか?」
ゼロ「いかねーよ」
親父「お前がそういう態度なら仕方がない・・・」
・・・何する気だ?と思ったが、どうせロクな事ではないと言い聞かせ、
顔をTVのほうへ向ける
すると・・・
親父「お天とさんに・・・・・・」

訳の分からない事をいいながら、親父は俺の首根っこ(と思われる部分)を掴んだ

ゼロ「え?え?え??」
そして・・・

親父「当たってこおおおぉい!!!」

親父は、俺を窓の外に投げ捨てた!
ゼロ「おわあぁぁ!!!」
俺は窓を突き破り、ガラスの割れる音とともに外へ放り出された(ちなみに、俺の部屋は二階)

ゼロ「う・・・よ・・・黄泉の国がみえる・・・」
ガラスの破片が俺の体に無数に突き刺さり、俺は血だらけで地面に転がった
親父「しっかり遊んでこいよー!!」
親父は、俺の部屋から手を振りながらそう叫ぶ
っていうか、死ぬぞ俺!?

ゼロ「あ、あのオヤジなんつーこと・・・」
あれ、親のやることじゃねーだろ!?
いきなり主人公が死んでも困るので、怪我は浅かった、ということにしておく

ゼロ「・・・しょーがねーなー・・・」
やることも無いので、俺はとりあえず散歩する事にした

後編へ続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第26号
ページ番号
1 / 16
この作品について
タイトル
ジンコーセーメータイ列伝
作者
宏(hiro改,ヒロアキ)
初回掲載
週刊チャオ第26号
最終掲載
週刊チャオ第33号
連載期間
約1ヵ月19日