第二章『風に向かって』前編
1匹目、オニキスを助け出したルビー。
子供チャオ、チククもいっしょです。
ルビー「なあチクク。お前、技とか武器とか持ってるのか?」
チクク「コレ」
ルビー「!!」
オニキス「吹き矢!?」
チクク「あと・・・」
(こうゆうの)
オニキス「念話か・・・」
ルビーとオニキス「・・・・・」
・・・と言いつつも、旅を続けるルビーたち御一行。
その時。
オニキス「!!おい、あれってアメジストの凧じゃないか!?」
ルビー「たしかにあれはアメジストのだ」
チクク「白い翼だ」
アメジストは、風を読んで凧に乗り、
自由に空を飛ぶ事ができます。
白い鳥のような凧です。
オニキス「ちょっと待て。たこの周りにいるの、
この近くの村のチャオだぞ!」
凧を返してもらおうと近づいていくと・・・。
村チャオ1「だれだ!」
ルビー「俺は、ジュエルチャオのルビー。
その凧は俺の仲間のものだ。返してくれ」
村チャオ2「嘘をつくな!!どうせまた、魔人の仲間だろう」
オニキス「本当の事だ。凧を返してくれ」
村チャオ3「いやだね。この凧は村の宝だ。
主に供えるんだ」
ルビー「主!?主って誰なんだ?」
村チャオ1「お前達の知ったこっちゃない」
と、凧を運ぼうとした時、
いきなりチャオ達が散り散りになりました。
チクク(さがれ。この翼はジュエルチャオ様の物だ)
チククが吹き矢を構えています
チクク(チククの針は鋭いぞ。さがれ)
ルビー「チクク、何はやまったことしてるんだ!?」
チクク(翼返さないと言った。チクク戦う)
ルビー達の運命はいかに!?