第52話後編「ゲート&ミールVSブラスター」

あらすじ とうとうデュブリスを倒した!あとはブラスターのみ。


ゲート「へへへ・・・。ざまあみろ!」

ブラスター「まともに食らえばダメだった・・・。ゆるさぬ・・・。」

ブラスターは、うれしそうなゲートに怒りを隠せないでいる。
その光景を見ながら、ミールは必死に作戦を立てる。

ゲート「ミール、どうだ!?」

ゲートは後ろのほうの彼女に向かって言う。

ミール「うん!一個、いい方法があんねん。」

ゲート「本当か?」

ミール「うん。ゲート、とりあえず合図がくるまで引き続きブラスターの気を引いて。
    アタシが右手だけを上げたらさっき、使ってた技をブラスターに向けて使うんや。」

ゲート「え・・・それだけか?」

ゲートはあまりにも単純な指令に驚く。

ミール「大丈夫。あたしの目に狂いはあらへん!」

ゲート「わかった!じゃあ、いくか!」

ゲートはブラスターに向かって走り出す。

ブラスター「何を話したかは知らぬが・・・。」

ブラスターは再び剣を構える。
ブラスターは構えた剣を走ってくるゲートのほうに向ける。

ブラスター「我、滅ぼす!ジャイア・ソード・アクセル!」

すると、ブラスターの剣が巨大化し、前進してゲートに襲い掛かる。

ゲート「やばい、はねかえせ、ストーム・ミラー!」

ゲートの剣が回転により、反射の盾となる。
そして、剣の先端が盾にぶつかる。

ゲート「ぐぐぐ・・・、なんて強い力だ・・・。」

必死でこらえるゲート。
しかし、どんどん押されていく。

ブラスター「終わりだ。」

ブラスターがそういい終わった瞬間、巨大な剣の押し出す力はさらに強くなった。
そして、ついに、ゲートは押し負けてしまった。

ゲート「ぐあああああぁぁ!」

ゲートははじき返され、巨大な剣の一部に当たる。
彼の状態は、決していいものではなかった。

ゲート「はあ・・・はあ・・・。」

ブラスター「往生際が悪い・・・。」

ミール「けど、アンタの注意力も悪い。」

ブラスター「なに?」

いつのまにか、ミールは後ろにいた。
そして、氷の剣で襲い掛かる。

ブラスター「デュブリスのようにはいかぬ。」

ブラスターはミールの剣を流して守る。
と、ここでミールは右手を上げた。

ミール「ゲート、いまや!」

ゲート「ああ!」
ゲートは残った力で走り、ブラスターの近くまで行く。

ゲート「セイント・ソウル・ブレイク!」

ゲートの剣はさっきより弱弱しくも強い輝きを見せる。

ブラスター「残念だが、デュブリスのようにはやられんと言った。」

すると、ブラスターは高くジャンプする。

ブラスター「これで小娘の攻撃も届くまい。」

ミール「残念やけど、アルバート君とアタシではちょっと違うものがあるんや。」

ブラスター「え?」

ミール「それは・・・リーチ。アイス・ショット!」

すると、ブラスターの足につめたい感触。

ブラスター「なんだと・・・。」

なんと、ブラスターの両足が凍っていて動けないのだ。

ミール「さあ!やるんや、ゲート!」

ゲート「ああ、くらえ!」

ゲートは飛び上がる。

ブラスター「危険・・・。」

ブラスターは急いで、守りをかためる。

ゲート「うおおおおおお!」

そゲートの剣がブラスターの剣にぶつかる。
そして、周りが光に包まれた。

しばらくして、光が収まった。

ミール「ブラスターは・・・。」

見てみると、ブラスターは倒れていた。

ミール「やった・・・のよね・・・?」

だが、ブラスターは起き上がった・・・。
ただ、すでにふらふらのよう。

ブラスター「これ以上の・・・戦闘は危険。撤退!」

すると、ブラスターが黒いオーラに包まれ、消えた。

ゲート「すまねえ、逃げられたようだな・・・。」

ゲートはぼろぼろになり、倒れた姿勢で言う。

ミール「大丈夫、あんたはよく頑張ったよ。」

ミールはすがすがしい笑顔で笑っていた。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第181号
ページ番号
58 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日