第52話前編「アルバート&アロウVSデュブリス」

あらすじ あらー、スジ肉が。
ミール「そんなシャレおもろない。」

デュブリス「ハンド・プレス!」

上から迫る巨大な手。二人がそれに気づいたときは目の前だった。
そのまま手は地面をたたいた。

デュブリス「さあ、つぶれましたかな・・・。」

デュブリスは余裕の笑みを浮かべる。

アルバート「アンダー・スマッシュ!」

掛け声がした。そして、巨大な手が上へ飛ばされ、消えた。

デュブリス「ほう・・まだ立てましたか。」

アルバート「仮にも赤の末裔。やわなままでいられないんでね。」

そういいつつもアルバートはかなりのダメージを受けており、
目もかすんでいた。

デュブリス「ん?緑のやつがいませんね。」

彼の言うとおり、彼の視界にはアルバートしかいなく、アロウの姿が無かった。
と、デュブリスはある可能性に気づく。

デュブリス「まさか!」

彼が上を見たとき、すでにアロウが槍を構え、ジャンプしていた。

アロウ「ニードル・ジェット!」

アロウはデュブリスに向かって加速する。

デュブリス「甘いですね、コール・シェルターウォール!」

すると、アロウの前に盾が立ちはだかる。
そのままアロウは盾にぶつかり、下へ落ちていった。

デュブリス「ははは・・・。」

笑うデュブリス。すると、突然後ろから衝撃が走った。

デュブリス「な・・・。」

アルバート「アロウ、今のおとり攻撃・・・助かったよ。」

なんと、デュブリスの後ろにアルバートがいたのだ。

デュブリス「ばかな・・・いつの間に・・・。」

アルバート「目の前の相手に気をとられ、油断したな。デュブリス!」

アルバートの腕から炎が渦巻いていく。
そして、その腕はデュブリスの体へ振り下ろされる。

アルバート「マグマ・ラバ・スマッシュ!」

アルバートの渾身の攻撃をくらったデュブリスは高速で落下し、地面へたたきつけられた。
すぐに二人は彼の近くへ行く。

デュブリス「まさか・・・私がやられるとは・・・。」

アルバート「お前の召喚術、厄介は厄介だった。
      しかし、遠くから攻撃する分近くの状況判断がおろそかだった。そこがお前の弱点だったんだ。」

デュブリス「なるほど・・・だからあんな陽動作戦を・・・。」

デュブリスはだんだん灰色のまゆに包まれていく。

アロウ「そ、そんな・・・、死んじゃうんですか?」

アロウは動揺している。どうやら、チャオの死は始めてだったようだ。

デュブリス「いや、私は闇から生まれた身・・・。これくらいは・・・。」

アルバート「どういう・・・ことだ?」

デュブリス「さあ・・・誰かから知ることですね。」

デュブリスはそういい残して消えていった。


ブラスター「デュブリス、消えたか。」

ブラスターは彼らの方向を見ながら言う。

ゲート「おいおい、オレとのやりあいはどうした?はああ!」

ゲートはジャンプして切りかかる。
ブラスター「無駄な動き・・・。」

ブラスターは、例によってはじき返す。

ゲート「そうはいくか!」

すると、ゲートははじかれた衝撃を利用し、回って攻撃しようとする。

ゲート「セイント・ソウル・ブレイク!」

光の剣が大きく横に振られる。

ブラスター「く・・・。」

ブラスターはすぐに剣で防御を固めて、さけようとしたが、ほんの少し顔をかすめた。

ゲート「へへへ・・・。ざまあみろ!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第181号
ページ番号
57 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日