第46話「暗黒の実」

あらすじ 敵の塔で戦闘。一階は無事突破した。

四人は二階へ続く階段を上る。


ゲート「に、しても次は何があるんだろう・・・。」

ゲートが歩きながらいう。

アルバート「うむ、さすがにまだ最上階ではないだろうな・・・。」

そして、とうとう二階の扉にたどり着いた。

アルバート「よし、あけるぞ・・・。」

三人も息を飲む。
そして、扉が開かれた。

その部屋の真ん中には、一人の黒いチャオがいた。

黒いチャオ「ようこそ、二階へ。俺の名前はリート。お前達を消すために派遣されてきた。さあ、一人出て、戦え。」

ゲート「よし、誰がいく?」

ミール「んじゃ、アタシに任せて。」

ミールが前に出た。

リート「よし、俺に勝てば、次の階へ進めるようになる。勝てたらだがな。」

ミール「なるほどね・・・、「ガン」!」

ミールは武器を銃にする。

リート「さて、こちらはコイツだな・・。」

リートは少し、柄が短い剣を持つ。

ミール「じゃあ、いくで!」

ミールは銃を撃つ。
それをリートは簡単によける。

リート「そんな銃撃、簡単によけられる!」

そのままリートは剣を振り払う。
だが、ミールもすぐに後ろへ引いてかわした。

リート「やるね・・・。」

リートは微笑みながら言う。

ミール「そういってくれて、おおきに(ありがとう)。」

ミールはちょっとあせった顔で言う。

ミール(さて、このままでは、まず勝てへんな・・・。)

ミールは攻撃をよけながら、考える。
リートはそれも気にせず、攻撃を続けた。

ミール「ここは・・・戦術を変える!チェンジ・ハンマー!」

掛け声とともに、彼女の武器が良く見るハンマーになる。

リート「へえ、お前は本当に武器を自在に変えられるんだな・・・。上からの報告どおりだな・・・。だが、容赦はしない!」

すると、リートはどこからか、黒い実を取り出す。
良く見ると、中で何かが渦巻くような感じがしている。
そして、そのままリートはその実を食べた。

ミール「な、なんや、あの実・・・。」

リート「ふ・・・・。」

リートが不適に笑うと、突然リートの体に異変が起こった。
なんと、以前のスリーエスのように羽が巨大化し、右腕に何かの模様が浮き出た。

アルバート「ま、また闇の力が上昇したのか?」

リート「そう・・・、これは「暗黒の実」といってな、中に人工的につめられた暗黒のエネルギーによって、能力を上昇させることができる。しかも、自分を決して失うことはない・・・。」

アルバート「なに・・・。」

リート「さあ、処刑開始だ!」

すると、リートはさっきまでの1.5倍のスピードで襲い掛かってきた。

ミール「速い!」

リート「速いだけじゃない・・・。」

そして、リートは剣を振る。
ミールは剣のフリに合わせ、ハンマーで攻撃を受ける。

しかし、その直後、ミールは思いっきり飛ばされた。
そのまま彼女は壁にたたきつけられたが、何とか立ち上がる。

リート「パワーは2倍。まともに受けてもやられないとはな・・・。」

だが、ミールのダメージはかなりあった。
実際、ミールの視界は若干かすんできている。

ミール「はあ・・・はあ・・・。」

ゲート「だ、大丈夫か、あいつ・・・。」


つづく

このページについて
掲載号
週刊チャオ第151号
ページ番号
48 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日