第44話「決心」

あらすじ 十戦士の二人から挑戦が。


戦場に行く前に、四人はアロウの家に言っていた。
そして、食卓に並んで座っていた。

ゲート「うーん、うめえなあ・・・。」

ゲートはのんきにご飯をがつがつ食べている。
どうやら、腹ごしらえのようだ。

ミール「にしても、あんた一人暮らししてるの?」

アロウ「いえ、両親は用事があって、ほかの町へいっています。」

ミール「なるほどね・・・。」

アロウ「それで、やっぱりいく・・んですか?」

ミール「モチ、GSとは戦わなきゃ。あんたは、どうすんの?」

アロウ「僕、本当は戦いたい・・・。あいつらを見返したい!でも、怖いんだ・・・。」

アロウはぶつぶつとそういう。

アルバート「なるほど、恐怖で自信がないのだな・・・。」

三人は考え込む。

ゲート「んなの、大丈夫だろ!自身もっていきゃあ、何とかなる!」

ゲートは元気付けようとする。

アルバート「だが、相手は十戦士だ。そう簡単にはいかないのだぞ・・・。」

アロウ「・・・・・・・。」

アロウは黙っている。

ゲート「なあ、オレ、小さいころにこんなことを言われたんだ。『できるか、否か。それは関係ない。やるという意思が大切』って。
    誰が言ったかは覚えてねえけど、内容だけは覚えてたんだ。んで、このことを胸に、生きてこれた。だから、お前もやってみろよ。」

つまり、このことばを胸に今まで無鉄砲に生きてきたわけである。
それから、しばらくの沈黙が流れた。

アロウ「僕・・・戦ってみます。」

突如、アロウが口を開く。

アロウ「たしかに、僕では役不足かもしれない。でも、ゲートさんの話を聞くと、自身が沸いてきました。戦うのがダメでも、

あなた達についていきたいんです。」

ミール「そっか、んじゃ、一緒にいこ!」

アロウ「あ、その前に準備するので、ちょっと待ってください。」

そういって、アロウは奥の部屋に入る。
しばらくして、古いがりっぱな槍を持ってもどって来た。

ゲート「ひゃあ、どうしたんだよ、それ。」

ゲートはその槍に驚く。

アロウ「えっと、これは僕んちではエメラルド同様先祖から伝わってる槍で、緑の戦士「クラン・エメラルド」が使ったものだそうなんです。」

ミール「をれは・・・たいした槍やな・・・。」

三人ともその槍を支える歴史に驚く。

ゲート「よし、いこう!」

四人は、家を出た。
そして、戦場へ向かった。

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アルバート「な、なんだ、この塔は・・・。」

ミール「こ、こんなん、さっきはなかった・・・。」

ゲート「これがあいつらの言う戦場か・・・。」

四人の目の前には高い塔があった。

アロウ「では、入ってみましょう。」

アロウが塔の入り口に歩き始める。
三人はうなずき、彼についていった。


中に入ると、GSのチャオがたくさんいた。

敵「ついにきたな・・・。」

ゲート「さあて、やるぞ!」

彼の掛け声で、三人も武器を取り出す。
ゲートも、剣を出して突っ込んでいった。

つづく

このページについて
掲載号
週刊チャオ第146号
ページ番号
46 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日