第42話「踊るエメラルド大捜査線」
あらすじ 結局またまたの遠距離歩行へ突入した。
ゲート「はあ・・・はあ・・・。」
ゲートはものすごくつらそうな顔をしながら歩く。
ミール「あなた、本当に情けないね。」
ミールが少し怒りながら言う。
アルバート「まあ、そういわないでおいといたほうがいいぞ。」
アルバートはフォローをしてあげる。
そんな感じで三人は何とか進んでいった。
そして・・・。
ゲート「おお!町だ!」
すでに夕方のことである。
ゲートの目には確かに町があった。
それも風車でいっぱいの。
ミール「うん、間違いない!ここが風車の町、『ミルウィンズ』よ!」
アルバート「なるほど、確かに風車の町だな・・・。」
ゲート「よっしゃあ!オレが一番乗り!」
すると、ゲートは今までにないくらいのスピードで走っていった。
ミール「・・・・・・・・・・・・・・あいつって、さっきまでへとへとだったよね・・・。」
アルバート「まあ、彼は結構ゲンキンだからな・・・。」
二人とも、開いたクチがふさがらない状況だった。
が、すぐに立ち直って、ゲートを追いかけていった。
~ミルウィンズ~
そこにはすでにゲートが立っていた。
ゲート「ひゃあ、風車でいっぱいだな!」
ゲートは初めての光景にはしゃぎっぱなしである。
町の人々は、ゲートを見ている。
そのはしゃぎぶりに驚いたのであろう。
アルバート「おーい!」
と、アルバートとミールが追いかけてきた。
ゲート「おお、遅かったな。」
ゲートは息をハアハア立ててる二人に声をかける。
ミール「アンタが早かったんでしょ!」
ミールは氷のハリセンで決死のツッコミをした。
ゲート「ぐぐぐ・・・。」
アルバート「な、何はともあれ、エメラルドの子孫を探す必要があるな・・・。」
アルバートは疲れながらも今後すべきことを言う。
ミール「んじゃ、早速手分けしてさがそ!」
ということで、三人別々で探すことになった。
アルバート「ふむう、ここでもないか・・・。」
アルバートは、それぞれの家の表札を見て捜索する作戦に出た。
ゲート「おーい、ここかー!違ったか・・・。よし、次はあのバケツだ!」
ゲートはなぜかゴミ箱やバケツのふたを開けたりして探している。
はっきりいって、バカである。
ミール「すんまへん、エメラルドが名字のヤツ、知らない?」
「うーん、聞いたことないな・・・。」
ミールは普通に聞き込み。
いったい、誰が最初に見つけるのだろう。
予想はしないほうがいいが。
ゲート「くそ、ここでもないのか・・・。」
ゲートはむだなのに、バケツを開ける。
だが・・・。
???「うっ・・・うう・・・」
なんと、中にチャオが入っていたのだ。
しかも緑色。可能性はあった。
ゲート「うわあ、オレ大発見!ようし、早速こいつ連れて報告!」
ということで・・・。
アルバート「まさかそんな方法で見つかるとは・・・。」
ミール「ミラクルや・・・。」
二人はまたまたビックリしている。
???「え・・・な、なに・・・?」
緑のチャオはおどろおどろしている。
ゲート「さておまえ、エメラルドの子孫?」
ゲートは単刀直入に質問する。
???「え、いやいや、僕は『アロウ・フレンド・エメラルド』なんて名前じゃ・・・。ひゃああ!」
アロウと名乗るチャオは自分の失敗に気づいて悲鳴を上げる。
ミール「ビンゴやな・・・。」
アロウ「あ・・・あ・・・!」
さて、こんごは・・・?
つづく