第39話「もう一人のゲート」

あらすじ めんどいのでやめ。
ミール「ついにさじ投げよった!」


フォース「そもそも、今のゲート君には二つのココロがあるんだ。」

アルバート「二つの・・・。」

ミール「ココロ・・・?」

フォース「そ!光のココロと闇のココロの二つだ。まあ、今までは光が主だったけどね。」

フォースはどんどんとしゃべる。

フォース「んで、昨夜にサードが闇を目覚めさせたんだ。そしてそのまま、闇のココロが光のココロを操ったってわけ!」

アルバート「だから彼は闇を解放したといったのか。」

フォース「なのに、君がその星剣を使うから光のココロが目覚めちゃい、闇が操れなくなったのさ。」

アルバート「つまり、闇の乗っ取りが解けたのだな?」

フォース「半分ね。ただし、まだ闇も起きてるから、中途半端になっているのさ。そして、これから彼らは戦いあう。」

アルバート「そして、「勝った方が本当のゲートになる。」ということか。」

フォース「そ!考察うまいね、君。さて、ほっといてもなんともないし、そろそろ帰るよ。ばーい!」

フォースはワープをしてどこかへ消える。
その直後にセージが元に戻り、動けるようになった。

セージ「逃げられましたか・・・。」

セージは悔しそうにする。

アルバート「まあ、落ち着くのだ。にしても、彼は一体・・・。」

アルバートは彼をなだめながら言う。

セージ「さっきもいったとおり、彼は師匠の弟にして、GS「二大帝王(ダブル・エンペラーズ)」の片割れです。」

それを聞いてミールが取り乱す。

ミール「ダブル・エンペラーズ!?まさかそんな・・・。」

アルバートはよくわからなかった。

アルバート「どういうことだ。そんなにえらいのか?」

ミール「偉いなんてもんやない!そもそも・・・。」

ミールはGSの組織構成について話す。
その内容は特別編にて明かされます。

アルバート「そ、そこまでか?」

ミール「うん。」

アルバート「となると、いつかは戦うのか・・・。」

セージ「その前に、ゲート君も心配です。」

アルバート「確かにそうだ。だが、僕たちにできることは願うだけだ。」

アルバートは目をつぶる。

アルバート(ゲート・・・負けるなよ。)


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ゲート「・・・・・あれ?」

光のゲートが目覚めた場所は故郷のメラルタウンだった。
周りは誰もいない。

ゲート「オレってたしかミツバ道場にいたよな・・・。なんでここに?」

すると、前から何かが突っ込んでくる。

ゲート「なんだ?ってよけないとやべえ!おっと!」

ゲートは間一髪でよける。

ゲート「なんなんだよ、今のは・・・。」

ゲートは落下物を見てみる。
それは、彼の剣メテオ・セイバーだった。

ゲート「なんで、こいつが・・・。」

ゲートはビビッている。
と、突然何かの物音がする。
ゲートは音がした方向を見る。
そこにいたのは、黒い自分自身だった。

ゲート「だ、だれだ!?」

???「「誰だ」だと?自分自身に何を言う。」

彼はそう吐き捨てる。

ゲート「自分自身?」

???「そう、俺はお前の闇のココロ。しばらく、体を使わせてもらったよ。」

ゲート「はあ?どういうことだ?」

闇ゲート(ゲートの闇のココロ)「さっきまで、お前の本当の体は俺の支配下にあった。破壊神としてな。」

ゲート「よ、よくわからん。」

闇ゲート「まあ、いいさ。とにかくてめえを今消さねばならねえ。」

そういうと、闇ゲートは剣型のエネルギー「ブラック・ソウル・ブレード」を出す。

ゲート「なぜだ!」

闇ゲート「てめえをこの「心の世界」から消せば、俺が本当のゲートになれる。そして、破壊を心行くまで楽しむのさ!」

ゲートはそれを聞いて怒りを見せる。

ゲート「ばーか、そんなくだらねえこと、オレがさせると思うか?消えるのはてめえだ!」

そして、メテオ・セイバーを構える。

闇ゲート「ふん、消えるのはてめえのほうだ。」

闇ゲートも剣を構える。

こうして、自分同士の戦いが始まった。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ聖誕祭記念号
ページ番号
40 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日