第33話「おそるべし、スリーエスの奥義」

あらすじ
ついにスリーエス軍の三人を撃破。
そして、いよいよ十戦士のスリーエスが動く・・・。


スリーエス「ぐぐぐ・・・。」

スリーエスからは黒いオーラが出ている。

アルバート「ふう、後はあいつか・・・。」

と、ミールとセージがアルバートの隣に来る。

ミール「いよいよ、ボスね。」

セージ「覚悟は、いいな。」

スリーエス「うををををををををををー!」

スリーエスは大声で叫んだ。
その間、周りの地面が揺れる。

アルバート「さて、かなりの覇気・・・来るぞ!」

と、叫び声がとまった。
回りも静寂を取り戻す。

スリーエス「消・・・エ・・・・ろ。」

と、突然スリーエスが大きくジャンプする、

スリーエス「『グランド・ブレイク』!」

そのまま、腕をふるって地面を着地と同時にたたいた。
そして・・・

ミール「え、足元が・・・。割れていく?」

地面にはどんどんひびが入っていく。

セージ「まさか・・・こ、これは、地割れだ!逃げろ!」

二人はその声で大きくジャンプする。
セージも、急いでジャンプする。
次の瞬間、地面は大きく割れ、町も、真っ二つになった。

セージ「町が・・・なんてことを・・・。」

アルバート「恐ろしいヤツだ・・・。」

ミール「ひどい・・・。」

三人は、ほかの地面に着地する。

スリーエス「はあ・・・・はあ・・・・。」

スリーエスはさっきの攻撃で疲れたようだ。

セージ「いまなら・・・。「朱雀乱」!」

セージは刀で空振りする。
すると、その衝撃波が大きな鳥の形になって、スリーエスに襲い掛かった。

スリーエス「うおおお・・・・。」

と、スリーエスに突然気合いが戻った。
そして、その勢いに乗ったまま、片腕で衝撃波を飛ばした。

セージ「なんですと・・・。」

スリーエス「はあ・・・はあ・・・。」

スリーエスはまた息が荒くなる。

アルバート「あそこまでパワーがあるとは・・・。」

ミール「どうする?あたしの攻撃力では絶対に跳ね返されるし・・・。」

ミールが二人に相談する。

セージ「では、私が行きましょう。」

セージは走り出す。

スリーエス「敵・・・つぶーす。」

セージ「無双龍剣!」

セージは一気に力をこめ、切りかかる。

スリーエス「ぐおお・・・。」

スリーエスは苦しみ、倒れた。

セージ「手ごたえあり・・・。」

セージは後ろを振り向く。
と。突然、鈍い音が響く。

スリーエス「ボクはしななーい。」

スリーエスが起き上がっていた。
腕を構えて。
そして、セージもダメージを受けている。

セージ「ぐを・・・。」

アルバート&(ミール)「セージ(君)!」

スリーエス「ぐふふふふふ・・・。消す。」

アルバート「万事休す・・。か。」

その直後、後ろのほうからガタッと音がした。

アルバート「ん?り、リアカーが・・・。」

なんと、リアカーが地割れに巻き込まれ、つぶれていたのだ。

アルバート「ゲートが・・・。」

ミール「あたしが見てきたる!」

ミールはリアカーまで走る。そして、覗き込んだ。

ミール「あれ・・・。」

ミールはその光景を見て、疑問に感じた。

ミール「アルバート君!ゲートが、中にいない!」

アルバート「なんだと・・・。」

スリーエス「つぶれて消えたのだろーう。」

アルバート「くそ・・・。」

と、突然地響きがした。
スリーエスは動いていないのに。

ミール「な、なんや?」

アルバート「何が起こったのだ!」

すると、地面の中から、チャオが飛び出した。

ミール「ゲート?」

ゲート?「・・・・・・・・」

アルバート「あれは・・・ゲートか?」

そのチャオは、形こそはゲートと一緒だが、色が黒い。
サードなみに。

ミール「どう、どうなんや?」

ゲート?「か・・・い・・・。」

ミール「え?」

ゲート?「破壊・・・・する・・・。」

つづく

このページについて
掲載号
週刊チャオ第142号
ページ番号
34 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日