第31話「セージ対ボリューム」

あらすじ 現在トリプルバトルが展開中。

(これは30と同時に展開しています。)

ボリューム「さて、確実にお前を殺すぞ。」

ボリュームは新たな短剣を取り出す。

セージ「やれるものなら、やってみてくれ。」

セージは返事をする。

ボリューム「では、参る!」

ボリュームは一瞬でセージの後ろにワープする。
そのまま短剣でセージを斬りつけた。
そして、セージは声も出せずに倒れた。

ボリューム「他愛もない。」

ボリュームは笑わずにそういう。

???「おい、ボリュームとやら。」

横から謎の声がする。

セージ「いまのが攻撃なのか?」

なんと、声の主はセージだ。
足元にもセージが倒れているのに。(つまりセージが二人)

ボリューム「ま、まさか・・・。」

その瞬間、倒れているセージが変化し、ミツバのハーブのような草になる。

セージ「ミツバ流『変わり身』・・・。だまされたね。」

ボリューム「ふん、まるで忍者だな・・・。だが、僕も暗殺が得意な殺し屋だ。次の手を打つよ。」

と、ボリュームの姿が消えていく。

ボリューム「『カメレオン・イリュージョン』・・・。」

そして、完全に見えなくなった。

ボリューム「さあ、見切れるかな?」

その声が聞こえた直後、突如セージの体がどんどん傷つく。

セージ「グハ・・・。」

セージは苦しむ。

セージ「姿が見えない・・・・。かといって、音もダメか。」

セージは苦しみながら、そうつぶやく。

ボリューム「そう、僕の攻撃は無音。場所がわかるはずがない。」

ボリュームは攻撃しながらそういう。

ボリューム「さて、とどめだ。」

ボリュームは短剣を構えなおし、セージを刺そうと襲う。

セージ「ふう・・・。さて、そろそろ行かせてもらうよ。」

セージは腰の鞘(さや)に腕を動かす。

ボリューム「遅い!」

ボリュームはすでにセージの近くだ。

セージ「関係ない。」

次の瞬間、セージをすでに刀を構えていた。
そして、ボリュームが倒れている。

ボリューム「な、なぜ・・・。」

セージ「高速居合いだよ。」

ボリューム「ふん、まだ手はある。いくぞ。」

ボリュームはローブを取りながらそういう。

ボリューム「フラッシュ!」

ボリュームの体が光る。

セージ「な・・・。」

セージはまぶしさで目をつぶる。

ボリューム「そのまま・・・・。おら!」

ボリュームはそのまま回転をして空中サマーソルトをかます。

セージ「甘い!」

セージは目をつぶりながら後ろへ下がる。

ボリューム「なにい・・・。なぜ場所がわかる。」

セージ「いかなる生物にも気配がある。それで見極めたまでです。さて、けりをつけよう。」

セージは刀を構えなおす。

セージ「完全に集中したとき・・・その剣は万物を斬る無双の龍となる・・・。」

そのまま一気に集中する。

ボリューム「ふん、スキだらけだ!」

ボリュームは切りかかる。

セージ「『無双龍剣』!」

セージは刀を力強く振るう。
そして、その太刀はボリュームにあたった。

ボリューム「ば、ばかな・・・。この僕が・・・。」

斬られたボリュームはその場に倒れる。
だが、死んではいないようだ。

セージ「せめてもの報いで、峰打ちにしといた。それでは。」

セージはリアカーを見る。
中のゲートは無事のようだ。

セージ「うん、大丈夫か。では、大将に参ろうか。」

セージはリアカーを後に歩き出す。
だが、この直後にゲートから黒い煙が噴出していたことを彼は気づかなかった・・・。

ゲート「うっ・・・ぅ・・・。」

つづく

このページについて
掲載号
週刊チャオ第141号
ページ番号
32 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日