第27話「暗黒の・・・」

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ゲート「え!?」


ゲート「なるほど、それで今ここで寝てるのか。」

すでに夜。
ゲートたちはまた宿の中にいる。
アルバートはこの宿に戻り、隣の部屋で休んでいる。

ミール「そういうことね。はい、「魂なきクォーツ」召喚。次のターンで勝ちよ。」

また二人は昨日のカードゲームをしている様だ。

ゲート「よし、「ブライト・ショック」!これで逆転勝利だ。」

ミール「ま、負けた・・・。」

やっとゲートが勝ったようだ。

ゲート「よし、そろそろ寝よう。」

ミール「ちょい待ち!もっかいやろ!・・・な、ええやろ?」

ミールが関西弁で迫る。

ゲート「ダメダメ。みっともねえぞ。」

ミール「わ、わかったわよ。」

結局、ミールが復讐できないまま、一夜が過ぎた。

そして、次の日の夜。三人は一緒にミツバ道場にいった。
例によって入り口にいると、受付のイオタが出てきた。

イオタ「こんばんわ。現在ミツバ様はお客様とお話中なので、少々お待ちください。」

というわけで三人はイスに座ってまっていた。
そして、30分後・・・

ミール「遅いねえ・・・。」

アルバート「うむ、何の話をしているのだろうか・・・。」

ゲート「ちょっと、見てこようぜ。」

ゲートが立ち上がったとき。

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

突然、叫び声が響いた。

ミール「ミツバさんの声よ!」

ゲート「よし、いってみよう!」

アルバート「うむ。」
ミール「ええ。」

ゲートは門を開けて走り出した。
二人も彼に続く。

そして、アルバートが修行を受けている部屋に入った。
すると・・・。

ゲートとミール「ミツバさん!」
アルバート「ミツバ師匠!」

なんと、ミツバが黒いチャオに剣で体を貫かれているのだ。

???「くくく、素直にいうことを聞きゃあいいものを・・・んん?」

どうやら、ゲートたちに気づいたようだ。
そして、その黒いチャオがこちらを向いた。

???「誰だ、てめえらは。」

アルバート「アルバート・ルビー。お前は誰なんだ。」

???「そうか・・・。てめえが・・・赤・・・、くっ・・・。」

そのとき、窓から強い光が当たった。
どうやら、何かの電灯がついたようだ。

その姿を三人は見た。

アルバート「な・・・・。これは・・・。」

ミール「わ・・・・わあ・・・・・。」

そして、アルバートとミールは震えていた。
なぜなら、姿は普通の黒いチャオなのだが、
その目からは、深い憎悪、怒り、そして悲しみが異常なほどに出ていたからだ。
そして、その目によって、二人は恐怖に取り囲まれたのだ。

アルバート(こ、これがチャオの目なのか・・・。つ、冷たい・・。)

ゲート「ふん、そんなので怖がってられねえよ!」

ゲートはメテオセイバーを構え、???に近づく。

???「ふん、よける必要もねえ。」

ゲート「ロケット・スラッシュ!」

ゲートは一気に直進する。
だが、その瞬間、???に体をつかまれた。

???「・・・てめえの「闇」・・・かなりの才能がある・・・。しかも、コイツは・・・。」

???は怪しく微笑む。

ゲート「くそ、はなせ!」

???「よし、これをする前に名を教えてやる。俺の名は「サード」。それ以降は教えねえ。あばよ・・・。」

???の手から何か、黒いオーラが出る。
そして、そのオーラがゲートの体に入っていった。。

ゲート「ぐおお・・・・・・・。」

ゲートはそのショックで気を失った。

アルバート「ゲート!」

そのまま、ゲートは床に倒れこむ。
一瞬、彼のおなかに何かのマークが浮かんだが、すぐに消えた。

アルバート「彼に何をした、サード!」

サード「ちょっと、ココロの暗黒が開放するおまじないをね。」

アルバート「な、何?」

サード「そうそう、しばらくしたら西から町をGS十戦士スリーエス部隊が襲うから、身支度をお勧めするよ。」

アルバート「なんだと?」

サード「じゃあ、あばよ!」

サードはワープをして消えた。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第139号
ページ番号
28 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日