第26話「ザ・ハードトレーニング」

あらすじ アルバートの短期入門が決定した!



アルバートとミツバは先ほどの部屋とは違う部屋にいた。

ミツバ「彼らから聞いたと思うが、入門おめでとう。」

アルバート「ありがとうございます。」

ミツバ「さて、この短期コースは1年分の修行を1週間に押し込んだすごい修行だ。」

アルバート「すごい修行ですね。」

ミツバ「その分、ものすごくキツイ。それでも?」

アルバート「覚悟はすでにできております。」

ミツバ「そうか・・・・。なら、はじめえええ!!!!」

この時、ミツバの目は蛍光灯100本分の光を放ったらしい。(アルバート談)

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一日目

ゲート「よし、王手!」

ミール「甘い甘い!」

二人は、宿で将棋をしていた。

ミール「王手!」

ゲート「ま、負けた・・・。」

どうやら、ミールが白星を挙げたようだ。

ゲート「アル、大丈夫なんだろうか・・・。」

ミール「うーん、わからんなあ。普通は温厚だけど、短期コースの時のミツバさん、かつてないほど厳しいから。」

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ミツバ「うらららー!」

アルバート「ぐ、ぐを・・・・。」

アルバートは苦しんでいる。
なんとミツバはアルバートの上で重りを着ながら連続ジャンプをしているのだ。

ミツバ「体自体を鍛えるため、我慢だ!よーし、落下スッピード・・・・あーっぷ!」

アルバート「のわああああーーーー!」

こうした修行のため、初日終了のときはアルバートは死んだような状態になっていた。

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二日目

ゲート「く、くそ・・・。パス・・・。」

ミール「残念やったな。はい!」

今度はオセロをやっている。

ゲート「ま、まさか0対64になるなんて・・・。」

今度もミールの圧勝のようだ。
ゲートは肩をがっくりと落とす。

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ミツバ「めざせ!165キロ!」

アルバート「ぐ・・・・・・・ぐ・・・・・。」

今度はアルバートが鉄球を抱えている。
現在の重さは145キロだ。

ミツバ「さあ、次は150だ!とう!」

アルバート「ぐぐう・・・・・・・・・・。」

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三日目

ミール「よし、とどめのカード『アンリミテッド・ブリザード』!」

ゲート「ああああ・・・・・・・・・・・。体力が・・・。」

どうやら、何かのカードゲームをやっているようだ。(架空のゲームです。)

ゲート「何で勝てないんだ・・・・。」

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ミツバ「おら!これで死ぬぐらいならもう死ね!」

アルバート「ま・・まだまだ・・・。」

どうやら、今度はミツバによる攻撃受けのようだ。
さっきから、ミツバはアルバートを殴り、蹴っている。

ミツバ「ならば・・・ミツバ流拳法「生・懐」!」

ミツバは両腕で一気にアルバートを殴る。

アルバート「・・・・・・・ぼ・・・・。」

アルバートは75死25生の状態だ。

ミツバ「ふう、今日はここまでだ。」

アルバート「あれ、もう・・・終わりなのか。」

ミツバ「ああ、今日はこれ以上粘ってもムダだからな。」

アルバート「どういうことですか。」

ミツバ「はっきりいって、ここまで耐えたやつは初めてだ。そこで明日から特別にすることがある。そのための休憩だ。」

アルバート「そ、そうなのですか。」

ミツバ「では、明日の夜、こい。それまでは好きにしてよい。」

アルバート「はい。」

アルバートは部屋から出て、宿に行った。

ミツバ「まさか・・・。あれを教えることになるとは・・・。」

ミツバは難しい顔をしていた。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第139号
ページ番号
27 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日