第25話「入門テストに咲いた牡丹」
あらすじは教えていますか。
ミール「あんたが聞いてどうすんや。」
ミツバ「よし、モミジ!行け。」
???「オス!」
その声が響いた後、生徒の中から、オレンジ色のチャオが出てきた。
モミジ「どうも、この試練、通れますかな?」
ミツバ「アルバート、指令は「技を5種類使う」だ。なお、外した技は無効だ。」
アルバート「は、はい。(多いな・・・。)」
ミツバ「では、はじめ!」
ミツバが手を上げる。
その直後、モミジは構える。
そして、アルバートも構えた。
アルバート(技は早く、多く使わねば・・・。)
アルバートは一気に詰め寄る。
アルバート「アンダー・スマッシュ!」
アルバートは炎をまとったアッパーをする。
そして、見事に当たった。
モミジは少しひるむ。
アルバート「そのまま!ダウン・スマッシュ!」
そのまま、一気に腕を下に振り下ろす。
モミジ「・・・・・・・「骨壊・転」。」
モミジはそうつぶやいた。
すると突然、モミジとアルバートの位置が入れ替わった。
なんと、モミジはアルバートの下に向かう力を利用して体を入れ替えたのだ。
アルバートはそのまま床にぶつかった。
モミジ「「砕」!」
そして、モミジはそのまま下の方向のアルバートを踏みつける。
アルバート「ぐわっ・・・。」
アルバートはかなりのダメージを受けた。
ゲート「アル!」
場外のゲートが叫ぶ。
ミツバ「・・・・・。」
ミツバは黙ってみている。
アルバート「はあ・・・・はあ・・・。」
アルバートは何とか起き上がるが、苦しそうだ。
モミジ「さあ、試練はおしまいです。この「骨壊拳」によるコンボを食らうと数分も立てない。」
アルバート「ふん。まだその数分の間に決める方法がある・・・。」
モミジ「なに?」
モミジは驚く。
アルバート「いくぞ。(これは賭けだがな・・・。)連撃『赤い牡丹』!」
アルバートはスライディングをしてキルスの態勢を崩す。
モミジ「おっとっと、何を・・・。」
アルバート「・・・『スカイハイ・キック』!」
アルバートは上にバックキックをして、モミジを上に飛ばした。
そして、すぐにジャンプして、モミジのすぐそばに行った。
アルバート「さらに・・・、『フレイム・ダダルン』!」
そのまま、連続で炎をまとった蹴りを当てる。
モミジは息が荒くなっていて、かなりぼろぼろだ。
アルバート「・・・まだまだ!『サンライズ・フライト』!」
そして、空中で縦回転しながらまた蹴り上げる。
と、ここで、
アルバート「ぐっ・・・・・。」
アルバートの体に激痛が走る。
先ほどのダメージによる影響だ。
モミジ「どうやら・・・・、限界の・・・ようですね。」
まだ意識のあるモミジは空中でそういう。
アルバート「まだ、一発が残っている。それだけで十分だ!」
アルバートは一気に片腕を振り上げる。
そして、その腕がマグマのような赤い炎に包まれる。
アルバート「ラスト・・・『マグマ・ラバ・スマッシュ』!」
アルバートは腕を最大の力でおろす。
モミジに当たった瞬間、一気に爆発した。
モミジ「うわああああああああああ!」
そのまま、モミジは床にたたきつけられ、気を失った。
アルバートは何とか着地した。
アルバート「試練達成のためには、お前のようにコンボを決めればいいんだ。・・・体を酷使することになるがな・・・。」
アルバートはそういって、倒れた。
ゲート「アル!しっかりしろ!」
ゲートはすぐにアルバートに駆け込む。
ミツバもゆっくり駆け寄った。
ミツバ「・・・だいじょうぶだ。3時間もすれば目を覚ます。さて、モミジのほうは病院での治療が必要だ。おい!彼を運んでいけ!」
弟子「オス!」
弟子達はモミジを抱え込んでいった。
ミツバ「ミール達。目が覚めたら、彼に伝えといてくれ。」
ゲート「何を。」
ミツバ「短期入門を許可する。ただし、厳しいから覚悟せよ。とな。」
ゲート「ああ。彼に代わってだけど、サンキュー!」
ミツバ「おお。」
そして、ミツバ達は再び修行を開始した。
続く