第23話「野生児のお世話」
あらすじ 現在歩いている。
ゲート「大ざっぱだなあ。」
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ゲート「可・・・?」
ゲート「ふう。だいぶ歩いたな。」
アルバート「うむ。そろそろ、町が見えるといいのだが。」
その希望に反する発言をミールがした。
ミール「残念やけど、このままだと、夕方に町に着く計算や。まだまだかかるよ。」
ゲート「え・・・。」
アルバート「ふっ・・・。」
二人とも気が重くなっていた。
そして、それから2時間ほど過ぎた・・・。
アルバートとゲートはだいぶ体力が減っていた。
アルバート「ま、まだなのか・・・。」
ミール「あと一時間だけよ。がんばりや。」
ミールは朝とかわらないぐらい元気に言う。
ゲート「なぜにお前が一番元気なんだよ。」
ミール「あほ!ウチはこの歩きによる配達で生きているんや。こんな道、長いの内に入らんわ。」
ゲート「あらら~。」
ゲートは納得しつつも面食らっていた。
ここまでの距離を短いにするほどとは。と。
そのとき。
「うららーん!!!」
アルバート「な、なんだ!」
突然目の前にチャオが奇妙な声を出しながら現れたのだ。
「おらは!「スリーエス」さまの名誉ある部下!ググル・ヤセイジだ!」
ゲート「名前まんまの敵だな。」
ミール「野生児のお世話はアタシがやるわ。」
ミールが一歩前に出る。
ググル「よーし、おらの蹴りを食らうが良い。」
ミールの杖が凍り始める。
ミール「アイス・アームズ「シールド」。守りだけで倒してあげるよ。」
そして、杖は氷の盾になった。
アルバート「ほお。大胆な戦法だな。」
アルバートも感心している。
ググル「なめるな!ジャングル連撃!」
ググルは連続パンチをしようとする。
ミール「ざんねーん!はい。」
ミールは盾でパンチを防ぐ。
すると、ググルの腕が凍ったのだ。
ググル「つ、冷たい!」
ミール「早く低温でとかさんと、その腕、使えなくなるで。」
ググル「ひ、ひー、スリーエス様~!」
ググルは走って逃げていった。
ミール「あっはっはっは。簡単に勝っちゃった。」
アルバート「・・・・・。」
アルバートはだまっている。
ミール「あれ。どうしたの、アルバート君。」
この時、彼の頭には何度もこの言葉がよぎっていた。
「彼女が敵じゃなくて良かった。」と・・・。
ゲート「よし、歩こう。」
こうして、一時間後・・・。
もはや夜になっている。
ゲート「おお、ついに光だ!」
ミール「あそこはドライタウンという町。トレーニング場もあるから、あそこに行こう。」
アルバート「うむ。」
こうして、三人はドライタウンにたどり着いた。
ドライタウンは比較的普通な町なのだが、メラルやセンターと比べると、格闘関係の建物が少し多かった。
ミール「アルバート君が特訓する所やけど、オヤジの知り合いに、格闘道場を経営しているやつがいるんや。」
アルバート「ふむ、それで。」
ミール「これから、アタシがあなたをその人に紹介するから、ゲートは先に宿をとってほしいんや。」
ゲート「おお!それで、どこにすればいいんだ。」
ミール「ここから北にある、「宿屋サラミ」というとこにして。」
ゲート「OK!」
ゲートはガッツポーズをする。
ミール「じゃあ、行こう。」
アルバート「うむ。」
二人は遠くへ歩いていった。
ゲート「さて、行きますか。」
ゲートも北のほうへ歩いていった。
続く。